いと。

過去と未来とその糸のこと、なんてのを夢現におもって考えていたのを思い出した。

記憶に残る事柄は糸の結び目で、その箇所が蟠ってることも、綺麗に結び目が作られていることもある。

ただ、それは一度として切れてはいなくて、全て一本の糸でありありと今に繋がっているのだと。

その蟠った糸を、今現在の自分が手繰り寄せてつつきまわしてその強固さになぜ今触ったのだろうと後悔したり、またある時はふと引っ張った箇所からほろりとその蟠りが解けたり。

生きているという以上、どうしたって人は連続している。


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