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中国での大学生活


最近の話。中国での大学生活について今回は綴りたいと思います。


中国の大学でも、やはりレポートの提出や読書感想文の提出などがあります。
今日はそのレポートまたは読書感想文の中国の大学の現状を、私が実際に聞いた話の範囲内では有りますがお話をしようと思います。


私の母国語は日本語のため、中国語でテキストを読んだり書いたりするのが、現地の中国人学生に比べるとかなり時間がかかってしまいます。

なので、中国の学生の論文の書き方や読書感想文の書き方を参考にしようと思い、中国の友達に「あなたはどうやって論文を書いているの?」、「論文を書くのに必要な時間は?」などといった質問をよくします。

その際の回答として、中国の友達たちは決まってこう言います。「ネットで論文を探して、それをコピーして提出しているよ」とか

「感想文はどうやって書いているの?」と聞いたときは、「ネットで検索してコピペしている」といった風な回答です。

私は中国の友達があまり多くないので、4人にしかこの質問をしたことはないのですが、みんながこの回答をしました。
その内の一人は、アメリカの大学に留学しており、一時帰国の際に一緒に火鍋を食べに行ったのですが、その時に、「中国の大学なら、論文をコピーして提出しても単位くれたけど、ここでそれをしたら注意されたと言っていました。」


中国の大学は卒業単位数が日本の大学より20単位も多く、全ての中国の大学が同じではないですが、私が通っている大学は朝の8時から夜の21時ごろまで授業が開講されています。

要するに、あまりに授業や課題が多く忙しいため、自分で思考をする時間がないなと感じます。
その結果、論文もコピーして提出といったような形になるのではないのかなーと。

私自身ここの大学に通っていてふとした瞬間に「この大学生活って意味があるのかな?」と疑問に思う時があります。

忙しいあまりに、目の前のことを坦々とこなすだけで、完全に思考は停止してしまっています。

古代ギリシャが学問の面で素晴らしい発展や想像を与えたのは、きっとあの時代の人々は時間に余裕があり、またお金にもそこそこの余裕があったからだと思います。

冬休みが明け学校が始まったら、また忙しい日々が始まってしまいます。今はたっぷりと時間があるため、この休みの間に習ったことをもう一度整理し、授業の中で興味を持ったことを調べる時間にしたいと思います。

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