マガジンのカバー画像

校正・校閲・翻訳校閲

96
校正・校閲・翻訳校閲についての情報、思っていること、書籍から得た知見などをまとめています。
運営しているクリエイター

#わたしの仕事

ファクトチェック~福岡伸一『ルリボシカミキリの青 福岡ハカセができるまで』感想

 福岡伸一(自称「福岡ハカセ」)の『ルリボシカミキリの青』を数年ぶりに読んでいたら、こん…

翻訳校閲のプロセス 2

 昨日の続きで、今日は翻訳校閲プロセスの後半を述べる。 7. プリントして素読み  画面で…

翻訳校閲のプロセス 1

 翻訳チェックという語は、産業・実務翻訳界にいる人ならば知らない人はいないだろう。では「…

誤訳のパターン番外編~明らかな原文ミスを拾いそこねる

誤訳のパターンを挙げていくのも今日が最後だ。番外編として、「明らかな原文ミスを拾いそこね…

誤訳のパターン7 ケアレスミス~まとめ

間違っている翻訳、つまり誤訳にはいくつかパターンがある。  昨日までは、ケアレスミス原因…

誤訳のパターン7 ケアレスミス~その3

間違っている翻訳、つまり誤訳にはいくつかパターンがある。  昨日は、注意不足によるケアレ…

誤訳のパターン7 ケアレスミス~その2

間違っている翻訳、つまり誤訳にはいくつかパターンがある。  昨日は、注意不足によるケアレスミス(タイピングエラーや変換ミス等)についての実例を見てきた。  今日は、具体的な原因とその対策を考えてみる。ケアレスミスの第2回ということだ。 わたしは、ケアレスミスの原因を次のように考えている。 ケアレスミスの原因は3つ (1) 集中力不足(睡眠不足、体調不良、メンタル不調、 家族の病気、差し込み仕事等) (2) 環境不良(PC、照明、モニタ、イス等が最適でない) (3) 自己の

誤訳のパターン7 ケアレスミス~その1

 間違っている翻訳、つまり誤訳にはいくつかパターンがある。  今日は、注意不足によるケア…

翻訳校閲という仕事

翻訳校閲講座本番間近!  次の日曜日、6月25日には翻訳校閲オンライン講座の第4回を開催す…

「誤植」ではない

テキストのミスを「誤植」と呼んだ時代があった  昨日、組版者のこんなツイートを読んだ。 …

言われたら「失礼」な言葉は使わない

「お疲れさま」には「でした」が必要 「お疲れさま」「ご苦労さま」は失礼な言葉ではない。目…

誤訳のパターン6 内容を把握せず字面を日本語にしただけ(訳文だけ読むと意味不明)

 間違っている翻訳、つまり誤訳にはいくつかパターンがある。  今日は、英文解釈の学習不足…

誤訳のパターン2 構文読み違い(文法間違い)

 間違っている翻訳、つまり誤訳にはいくつかパターンがある。  今日は英語の学習不足による…

誤訳のパターン1 数字

 間違っている翻訳、つまり誤訳にはいくつかパターンがある。今日からはそれを紹介していこう。  今日は「間違いといえばこれ」というくらい、スタンダードな誤訳「数字」について2例の訳文を挙げる。 hundreds ofは Next to the beautiful garden, pathways tunnel through hundreds of torii or shrine gates. 美しい庭園のかたわらには百基の鳥居が建ち並び、中をくぐって通り抜けることができる