クラス替え、どうよ?〜タロットカード一枚引き〜
先日、離任式から帰ってきた小学生の息子たち。
一人は超ご機嫌ナナメで、もう一人は目に涙を浮かべていた。
「どうしたの??」と尋ねると、
「来年のクラス、仲のいい友達がいない!」と言うではないか。
人付き合いが苦手な長男。ようやく出来た何人かの仲良したちは揃って隣のクラスに。
次男は、現在のクラスの居心地が良すぎたせいか、はたまた両思いの彼女と離れてしまったせいか、ブーブー文句を言っている。
「もう学校行きたくない!!」と口を揃えていう2人。
小学生にとっては、同じクラスに気の合う友達がいるかどうかというのは死活問題だ。それはよくわかる。
一応私も、「新しい友達を作るチャンスだよ!」とか、「一緒のクラスだった◯◯ちゃんがいるじゃん!(女子だけど…)」とか、通り一遍の慰めをしてみたけれど、ぜんぜん効果がない(笑)
そうだ、こんな時は呼んでみよう(引いてみよう)!
「タロットさーん!!!」
というわけで、新しいクラス、どうよ?とマルセイユタロットの一枚引きをしてみた。
長男:8.正義
このカードが出たと言うことは、自分が考え行動することで活路が開ける。12.吊るされた男のように物理的に身動きが取れないようにされているわけでもないし、18.月のカードが示すように暗闇の中というわけでもない。
この人物がもつのは天秤と剣。天秤は客観的に見て、釣り合うものを見つけ、剣は感情のような割り切れないものをスパっと切り捨てる。確かに人生において好ましくない変化が起きると、人は「もうイヤ!」と感情的に怒ったり、逆に投げやりになったりすることある。でも、正義のカードは自分の知恵を使って働きかけることで、物事を有利な状況にもっていったり、「まぁいっか。」と納得いくレベルに折り合いをつけるような「大人な対応」について教えてくれる。
「今回のようなクラスになったのは、素行なり、成績なりが考慮された結果だ。先生がえこひいきしたわけでもないし、君をあえて一人にしようとしたわけでもない。
君が新しいクラスに馴染もうと努力すれば、それに見合った見返りがくるだろう。何もしなければ、友達は出来ず、いつまでもいじけていれば、めんどくさいヤツと思われるかもしれない。いづれにしても、何かをすれば、それに見合った結果を得るという因果応報カードだ。君がどんなアクションをするかは、君が決めればいいよ。」
と私なりの解釈を話した。すると、「へぇ。」と言っていた。
その夜、布団に入った長男がぼそりと「友達ってどうやってつくればいいのかな?」と聞いてきた。
おぉ〜!!ちょっとは前向きになってるやん!!!
こっそりガッツポーズをした母でありました。
次男:皇帝
皇帝きましたぁぁ。バリバリ自分で動くカードだ。責任と計画をもって物事を立ち上げ、維持してゆく。そんなエネルギーを示す。
正直なところ、次男は前の担任の先生から、「来年はぜひ学級委員になって頑張って欲しいと思っています。」と言われていた。ちなみに、彼の仲良しグループはそういうタイプの子が多い。各クラスにきれいに分配されていた(笑)母的には「あぁ、そういうことね。」とこのカードを見て納得。本人には、「大丈夫。君ならこのクラスでやっていけるよ。なんならリーダーやってクラスが上手くいくようまとめるのもいいね。」と伝えておいた。
おそらく一週間でけろっと新クラスに馴染むとみた(笑)
母から言われた言葉は素直に受入れられなくても、「こんな意味のタロットカードが出たよ。」というと聞き入れてくれるようでよかった。ほっ。
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