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マルタ留学🇲🇹イムディーナ編

イムディーナはマルタの旧首都。進撃の巨人のモチーフになった場所とも言われているらしいです。街全体が壁に囲まれている様はウォールマリアのよう。初めて訪れたのは晴れた月曜日の午後でした。観光客もまばらで、一緒に行った友人と「本当にどこかヨーロッパの街に迷い込んだみたいだね」と笑い合いました。
メインゲートから入ってすぐの路地にあるレストラン・Bacchusではとても美味しいマルチーズ料理が食べられると聞いていたので、遅めのランチをとりました。

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洞窟の中のような内装に、地中海らしさを感じます。半地下になっているので、Wi-fiはありますが弱めです。ここで初めてウサギ肉を食べました。ジビエに興味はあったものの、挑戦できずにいたわたしのファーストラビットは、まろやかに調理されたシチューでした。聞いていた通り、ささみ肉のような食感で、骨が多い。内臓系は苦手なので食べられませんでしたが、一緒に煮込まれていました。血を使ったルーは味に深みを出していて、のちに別のレストランで食べたシチューより上品な味でした。

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食後は街歩きへ。通りを歩いていくと大聖堂があり、無料で中に入れます。外観を楽しんだ後に中へ入ると、そこには静寂が広がっていました。サイレント・シティと呼ばれ、ただでさえ静かなイムディーナの中でも、別格に静かで荘厳な空間でした。ひんやりとした空気は寒さより畏怖を感じ、祈りを捧げている人々の姿がとても美しかった。

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わたしは教会の天井が好きで、行く度に天井の写真を大量にとります。これは日本の建築と大きく異なる点ですね。天を仰ぐとそこにある美しい絵が、信じる人の心を救ってくれるのだと思います。

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大聖堂をあとにして、さらに進んでいくと、周辺に広がるラバトを一望できる高台へと辿り着きます。そこからの景色は絵画の世界です。日本ではこんな景色は見られない。
そのあとは行きとは別の路地からメインゲートを目指して散策しました。ときどき民家やお土産屋さんがありますが、それも街に溶け込んでいる。ゴゾ島のヴィクトリアとは似ているようで違う雰囲気があります。

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イムディーナは夜が美しいということで、2回目は夜に訪れました。秋口の夜はマルタでも少し冷え込みますが、少ない街灯に照らされたイムディーナの街はダンジョンのように怪しく、昼間とは違った魅力を放っていました。

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またマルタに行く機会があれば、ここには何度でも訪れたいと思える街です。チョコレートケーキが美味しいカフェがあるので、そこにも行きたいなあ。