マルタ留学🇲🇹スリーマ編

最初に住んだ場所がスリーマでした。スリーマはマルタで唯一ショッピングセンターを有し、首都バレッタへもバスか船ですぐに行けます。学校があるセントジュリアンも近いのでホームステイが決まった時は舞い上がりました。その2週間後にはその家を出たんですがその話はこちらをご覧ください。

スリーマの魅力はなんといっても街並です。散歩が大好きなわたしは、住んでいた時は毎日、セントジュリアンにあるレジデンスに移ってからも、よく散歩していました。色とりどりの窓と扉、玄関先に咲く南国の植物たち。ときどき美容院や小さなスーパーがあって、角を曲がると教会がそこらじゅうに点在します。鐘の音が鳴り響くのもスリーマのいいところ。

海沿いでは海水浴を楽しく人たちや家族で散歩する人たちに毎日遭遇しました。カフェは朝から、レストランも夕方から混み始め、楽しそうにお酒を飲んでいます。

スリーマで最も通った店はオーガニックで作られたコスメを扱う「ソープ・カフェ」
マルタの観光本には絶対載っている定番のお店です。その証拠に、行く度店内には必ず日本人客がいました。店員さんはとても親切で質問をすると丁寧に教えてくれます。看板犬のブルーはたいていベッドで寝ていて、なでても怒ることはありません。ここでは友人へのお土産に石鹸をいくつか購入しました。すべて手作りで、そのときに仕入れられる材料で作っているそうなので、いつも同じ商品が並んでいるわけではありません。マルタ国旗デザインの石鹸は唯一いつ行ってもあったかな！

この街は建物の背が高くて、似たような造形のものばかりなので、ずっと歩いていると迷路に迷い込んだ気分になります。同じ通りを何度も繰り返し歩いたり、夜出歩いてみたり（マルタはヨーロッパの中では治安がいいと言われています。夜に一人で歩くこともありましたが、わたしの場合は平気でした）しているうちに道を覚え、日本に帰るころには地図アプリなしでどこにでも行けるようになりました。（ただしスリーマに限る）日本からはるか遠く離れたこの国で、自分のテリトリーのように出歩ける街ができたことも、旅をした意義だなあ、と思います。