ひとり暮らしレポート saturn return
待ちわびた夏が来た。わたしは夏が大好きである。寒がりですので冬は嫌いです。花粉症ですので春も嫌いです。トマトが美味しくて、水着が着られる季節がやってきた。それだけでメンタルは上を向き始めた。でも、ときどきはノスタルジックなネガティブ思考にもなる。
先日、私を憂鬱にした友人の結婚式に行ってきた。5年近くもあっていなかったから、そこまでこみ上げるものはなく、子供っぽい拗ねる気持ちもなかった。なんだか、無に近い感情でお酒を煽って帰ってきた。
さいきん、またショートヘアにして、10年来の願望であった、軟骨ピアスをあけた。左耳のほんのり固い場所に開いた穴は、ショートヘアと一緒に、わたしを少しだけ自由にしてくれた。ずっと、なんだかよくわからない考えに縛られていて、みんなと一緒とか、こういうのがいいとか、標準化されたこうあるべきみたいなものから、ようやくちょっとずつ抜け始められているような気がした。ほんとうは海外の女の子たちみたいに、タトゥーもいれたいのだけれど、サウナや温泉が大好きなので、なかなか踏み切れない。
先日聴いていたpodcastでサターンリターンという言葉を聞いた。
29歳前後の時期に、サターンリターンがきっかけで人生や生き方・働き方について真剣に考える状況になる
と、いうものらしい。そのpodcastでのお話では、29~32歳の間に良くも悪くも人生に大きな影響を与える出来事や判断がある、ということだった。
自分がちょうどその真っただ中にいるということに気づき、さらには、ちょうど30歳のいま、ひとつお話をいただいていることがあり、また、29歳の時の自分の行いについて考える。マルタに行ったのは28歳の決断だったけど、それがわたしの人生に小さくはない影響を与えてくれたことは違いないし、生きていくうえで、少しは好きなことを仕事に、とインテリアのお仕事を始めたのもそうだし、足踏みばかりしている気がしていたわたしの人生も、ちょうどいろいろ決断や判断や縁がめぐっているタイミングなんだなあ、と思う。あ、29歳はひとり暮らしを始めたわ。
また少しだけ物欲が、買い物依存が顕著に出ているけれど、踏ん張って生きるしかないなあ。お金をまずは稼いで、自分の願いをかなえてあげたい。