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保護猫 琉未ちゃん、姫乃ちゃんとの出会い。

おひさしぶりのnoteです。

この半年に出会いと別れがあり、人生が変わりました。
今までのnoteはめりちゃんのこと、制作のことを中心に書いてきましたが、これからは2匹の愛猫のこと、次の投稿にもある、預かりっ子ちゃんのことも書いていこうと思っています。

幼少期に猫アレルギーがあった私は、これまでの人生全く猫との暮らしに縁はありませんでした。
犬との暮らしは先代の柴犬と、めりちゃんを合わせて約25年になります。

猫との縁がうまれたのは昨年11月20日。 
バスで街に出かけようとしていた母が、道端で瀕死の黒猫を保護したのがはじまりです。
その翌日から10日間、黒猫のふみちゃんは通院を頑張ってくれ旅立ちました。 

母が保護したふみちゃん(文子ちゃん)

毎日シリンジでご飯あげたり、通院したり、ふみちゃんとの暮らしがなくなったこと、ブルブルするとよろけちゃうぐらい体力なかったから小さなケージだったけど確かにリビングにいてくれたふみちゃんの存在がなくなったことが悲しくて寂しくて涙が止まりませんでした。

もともと、父は猫との暮らしに肯定的ではなかったので、再び猫と暮らしたい、と相談することはとても勇気がいることでした。
寂しいからと新しい猫を迎えていいものか、でもこのまま毎日メソメソしていたらめりちゃん🐕が私を心配してどうかなってしまうし、ふみちゃんが教えてくれた猫のかわいさに触れたいと思いました。

ふみちゃんが亡くなった週末、駒場で開催している“本気の譲渡会"に足を運びました。

最初は、亡くなったふみちゃんと同じ黒猫を希望していました。
でも、ふみちゃんとの生活は介護に近いものだったので、私たち家族は猫との暮らしは初めてに近い状態でした。
そこで会の代表の西村さんが“ここに片目の子がいるよー"と教えてくださいました。
それが琉未ちゃんでした。

トライアル初日の琉未ちゃん

ふみちゃんは片目を患っていて、体力が回復したら片目摘出手術をする予定だったので片目の琉未ちゃんに親近感を感じました。

我が家には先住犬のめりちゃん🐕がいる、猫との暮らしが初めてに近い、ということで
人も猫も大好きでフレンドリー、外猫だった子に比べて警戒心の少ない子猫の琉未ちゃんが我が家のトライアル候補に抜擢されました。

ふれあい部屋で保護主の墨田さん同伴のもと、琉未ちゃんと少しの間ですが時間を過ごしました。
ぴょこぴょこピョンピョン部屋を探検する子猫の琉未ちゃん。
譲渡会で会った当時の体重は1.3kgでした。
こんなにも小さい命を育てられるのか不安でしたが、愛らしい琉未ちゃんのトライアルを申し込みました。

琉未ちゃんが犬に対して恐怖心がなくても、シニア(13才)である、めりちゃんが琉未ちゃんに対してどんな反応を示すか不安でした。
譲渡会に足を運んだ日からトライアル初日まで、毎日めりちゃんに子猫ちゃんがトライアルに来るお話をしました。 

初めてめりちゃんと琉未ちゃんが同じ空間に滞在したとき、ぴょこぴょこ歩いている琉未ちゃんを、めりちゃんは優しく見守ってくれました。

そして1週間のトライアルを経た12月24日に琉未ちゃんが家族に加わってくれました。

初めての首輪をつけた、琉未ちゃん

琉未ちゃんに出会った、本気の譲渡会では奄美から来た猫さんもいました。

奄美大島では、生態系保全のためにノネコ(野生の猫)を捕獲しているのです。
捕獲器がどこにあるかは明確にはされておらず、捕獲された猫は一週間以内に引き取り先が見つからなければ殺処分になってしまう、というのです。
殺処分を避けるために有志のボランティアさんが引き取りから里親探しまでしてくださっているのです。

この事実を知り、言葉にしきれない感情を感じました。ただ、猫と暮らすのが初めてだったので、最初は人馴れしている子を迎えて、2匹目に奄美の子を迎えたいな、と思うようになりました。

そして今年2月、奄美でノネコの捕獲頭数が増えていることを知りました。
ただ、まだ琉未ちゃんをお迎えして2ヶ月程だったので正直迷いもありました。
でも、奄美の子の情報をチェックし続けていました。
そんなとき、私は1匹の猫さんに心を射抜かれました。それが姫ちゃんです。

私が一目惚れした、姫ちゃんの写真

ケージ用のほわほわマットに頬をつけて、じっ、とこちらを見つめる姫ちゃん。
そして、その週末の譲渡会へ足を運ぶことを決めました。

譲渡会で触れ合った姫ちゃんは、とても愛らしかったです。なでなでが大好きな姫ちゃん。この子がノネコ(野生の猫)…?、と思いました。 
実際譲渡会で会った奄美の子たちも、人慣れ度に違いはあるものの、人慣れしている子もいます。姫ちゃんもそうですが、中にはさくら耳もいます。でも、捕獲器に入ってしまったら一週間以内に引き取り先がなかったら命がないんです。いろんな想いが込み上げてきました。

以前から両親に奄美のノネコについては話をしていましたかわ、帰宅してから家族に改めてノネコのこと、姫ちゃんのことを話しました。
そして姫ちゃんのトライアルへ進むことが決まりました。

ダイニングルームを少し整理して配置換えをして、姫ちゃんのケージを組み立てました。
そして、めりちゃん🐶、琉未ちゃん🐱に新しい家族が増えることを、姫ちゃんがトライアルに来てくれる日までよく、お話しました。
琉未ちゃんは人も猫も犬も大好きなとってもフレンドリーな子なので、そこまで心配はしていませんでした。
ただ、めりちゃんは推定13歳のシニア犬なので、新たに猫さんが増えることをどう感じるか、正直とても不安でした。
いくら心配をしても、相性は動物たちの間で感じ、決まること。そう思って私自身は愛しい子たち🐶🐱🐱それぞれを精一杯ケアして、可愛がることに専念しようと決めました。

姫ちゃんがトライアルに来てくれた日、琉未ちゃんはケージの中(すぐに姫ちゃんに飛びついて、姫ちゃんがびっくりするのを防ぐため)、めりちゃんはフリー、という形でお迎えをしました。
姫ちゃんを連れてきてくださったケージから出して、姫ちゃんがひと通り部屋を探検し、落ち着くところにおさまると、めりちゃんがトコトコと食卓の下からソファーに来てくれました。
最近、めりちゃんは食卓の下が落ち着く場所なのですが、姫ちゃんに距離は近いけど、ソファーの背があり、お互いに少し隔たりがあり、安全な場所に座ってくれました。

ソファーの隣にある、棚にいる姫ちゃん
ソファーにいる、めりちゃん

先住猫がいる場合はトライアル期間を2週間(先住猫がいない場合は1週間)まで延長可能、ということでした。
3匹🐶🐱🐱それぞれがお互いの存在に慣れていくのはゆっくりで、相性が悪くない(体調を崩すなど、それぞれに不調が出ない)を見届けて約1週間で正式に姫ちゃんの里親になりたい、と保護主さんにお伝えしました。

こうして、奄美大島出身の姫ちゃん改め、姫乃ちゃんが我が家の正式メンバーになりました。

えび天🍤で遊ぶのが大好きな、姫乃ちゃん。
HIMENO、と入った首輪。
ボディーと刺繍糸の色を、姫ちゃんをイメージして決めました。


琉未ちゃんが来てくれて約7ヶ月、
姫ちゃんが来てくれて約4ヶ月。

2匹とも、ずっと我が家にいてくれて、ずっと一緒に過ごしていたような感覚がします。

めりちゃんのおやつが気になり、 
集まった琉未ちゃん、姫ちゃん。



琉未ちゃんは、めりねえねも、姫ねえねも大好き。特にめりねえねにラブすぎて、最初はよく飛びついたりしていましたが、最近は程よい距離感を保てたりするようになりました。

めりねえねの近くにいたい、琉未ちゃん


姫ちゃんは、めりちゃんが気になるけど、まだ少し怖いので適度な距離感を保っていて。

気になって時々、そろりそろり近づいてみる姫ちゃん。


琉未ちゃんと姫ちゃんは、琉未ちゃんが姫ちゃんに対するリスペクトがあり、姫ちゃんは琉未ちゃんのことはを、かわいい妹と思ってくれていそう。なのでニャンズの関係は良好で、私たちの予想以上に仲良くなってくれました。

すっかり仲良し姉妹に
にゃんプロはひめねえねの勝ち、で決まり🏅が決まり。


めりちゃんのおやつや洋服を買いに行くお店の方に、"みんな来るべくして来たんだね“と言っていただいたのですが、本当にそう実感しています。

縁があって集まってくれた愛する子たちを、これからも大切にしていきます。

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