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徒然マーフォーク128~青単複合コンボ型(モダン)調整録~

みなさまこんにちは
ハガーでございます

今回はここ2週間くらい調整してきたコンボ型の結果(平日大会3-0)と結論が出たのでそこに至るまでの調整録をまとめます
ちなみにver.5まであります

コンボについて
①自分のライブラリを全て吹っ飛ばしてタッサの神託者でEXWIN
②好きなだけトークンを生み出して次ターン押しつぶしてWIN
③相手のライブラリを吹っ飛ばしてEXLOSE
マーフォークという前提を崩さずに以上の3パターンを考えました

①について
このデッキの基本となる動きです
【純視のメロウ】と【極楽のマントル】を組み合わせると任意の回数ライブラリトップを追放することができます
この構造自体は昔からあったのですが、パイオニア(現在は相方が監獄行き)、モダン、レガシー、EDHと猛威を振るっている【タッサの神託者】が登場しコンボデッキとして誕生しました(別名Splinter Finと呼ばれています)

殴れるコンボデッキに魅力を感じます

見た目は3枚コンボなのですが、実は【純視のメロウ】と【極楽のマントル】が揃えば【タッサの神託者】がトップに来るまで追放し続け、次のターン【タッサの神託者】をドローして再度能力を起動して勝つことができます(キャノピーランドなどの軽いドローソースがあればそのターン中に勝利することも可能です
それぞれのパーツがサーチできれば・・・それを可能にしてくれたのがモダンホライゾン2でした

マーフォークはモダホラに足を向けて寝ることができません

1つは【ウルザの物語】
説明不要な最強の土地の一角にあるカードです
このデッキでは構築物を出すことは基本無く、本体は3章の⓪か①のアーティファクトサーチで、これで極楽のマントルをサーチします
もう1つは【通り抜け】
クリーチャーを2体バウンスするソーサリーは置いといて、注目すべきは「ウィザード・サイクリング②」の部分です
2マナで好きなウィザードをライブラリからハンドにサーチできるのですが、コンボ起点の【純視のメロウ】、フィニッシャーの【タッサの神託者】どちらも「マーフォーク・ウィザード」なんです
これで足りない方をサーチしたり、他のウィザード持ちマーフォークを状況に応じてサーチしたりすることができます
これは起動型能力なため基本的に妨害されることは少ないです(現在高騰中のマーフォーク・ウィザードから目を逸らしつつ
これらのカードによってよりコンボの再現性が向上されました

②について
そして先月発売された新イクサランで新たなコンボルートを生み出した強化パーツが登場しました
それが【深根の巡礼】です

2マナでやっていいことなのでしょうか・・・?

前述した【純視のメロウ】と【極楽のマントル】が揃っていて、ハンドに【タッサの神託者】がないとき、この【深根の巡礼】が場に出ていると、タップ→アンタップの動きが任意の回数出来るので1セットのタップに対して【深根の巡礼】が誘発して結果任意の数のトークンを生み出すことができます
トークンは呪禁を持っているため全体除去や修正でないと落とせないため次のターンに確実に勝つことができます
これが2つ目のコンボプランです

③について
この【深根の巡礼】はその都度トークンを生み出すためとあるカードとの相性に注目されました
それが【侵入警報】です

組み合わせはたくさんあります

【深根の巡礼】と【侵入警報】が揃った時、タップをコストにする生物やタップ能力を持つ生物がいるとそれぞれ面白いことが起きます
①【純視のメロウ】+【極楽のマントル】
勝手にアンタップするので色マナとトークンが任意の数出せます
②【鱗粉の変わり身】
タップがコストで自身も対象に取れるため出たターンでもトークンが任意の数出せます
③【秘密を溺れさせる者】
タップがコストで自身も対象に取れるため出たターンでも相手のライブラリを0にできます(自分のもいけます)
④【潮刻みの神秘家】
トークンのおまけで相手の土地を全て島にすることができます(そのターン中のみ)
⑤【マーフォークの物あさり】
任意の回数ルーティングが起動でき、ライブラリを0にした後【タッサの神託者】でフィニッシュすることが可能です
またタップ能力を持たない生物でも【ハードカバー】をエンチャントすることで物あさりと同じ能力を持たせることができます

こういったコンボが複数取れるマーフォークデッキが生まれ
複合コンボ型(通称キメサイ)と呼ぶようになりました
ただ実戦で回してみると不要なパーツがすぐ浮き彫りになりver.2がすぐに作られました

ドローソースが少ないマーフォークにとってピン刺しはかなり運用が難しく、その上ドローが4ターン目になるシヴィエルンやタップでルーティングするがその状況ならもう不要だろとなったアンクタスや物あさりが旅立っていきました
その代わりに本来の勝ち筋を太くするべく島渡りロード2種の増量とロード兼タップ能力持ちの君主を採用しました
それでもまだ勝ち切るには至らず、ver.3が開発されました

アンクタスなどのルーティングで能動的に手札交換ができるなら【不可思議】で飛行を持たせたら強いのでは?という電流が走りました
結果はダメでした
『好きな数トークン生み出せるならそれで押しつぶしましょうよ』ともう一人の自分にマジレスされました

ここで目を背けていたことと向き合うことになります
『侵入警報、サーチもできないし単体じゃ何もしない・・・』
ここで3つ目のコンボルートが解雇されました
2本のルートに絞りより早くより再現性を求めた結果採用されたラストピースが【実験的占い】でした
このver.4で挑んだ平日大会の結果ですが
R1 リビングエンド 〇〇
R2 アミュレットタイタン 〇×〇
R3 青単LO 〇〇

以上のように3-0することができました
この日は大会を連続で出たためかお恥ずかしい話頭が寝ておりました
R1のリビングエンド戦は多分キルターンをもう1ターン早められるのに余計なことをしてしまっていたという感じで「あぁまずいな」と思いながらの2戦目がアミュレットタイタン、正直ここで終わったなと思いましたが
1ターン目→バイアル
2ターン目→相手のエンドに実験的占いでメロウをハンド、バイアルを増殖で②にしそのままメロウを場に出す
3ターン目→キャノピーランドをセットし初手にあったマントルを装備してオラクルがトップするまで追放しトップに固定、キャノピーランドを切ってオラクルをドローし残ったライブラリを全追放してオラクル着地で特殊勝利
という後手3キルムーブが決まって完全に目が覚めました

そのまま3戦目は友情コンボしてしまうLOと当たりぎりぎりの試合でしたがなんとか勝つことができました
おかげさまでこのver.4のリストがモダンマーフォークに掲載されております
初見の方はどのようなリアクションを取るのか少し楽しみです
これを見てもし興味を持った方用にここまでのフィードバックをもとに暫定版のリストを作りましたので参考にしていただければ幸いです

いかがだったでしょうか
最後の方はほぼ意地で3-0をもぎとりました
ただリストの変遷というのはなかなか書けないものだったので今回の記事のために記録しておいてよかったです
先日モダンに禁止改定が入りました
詳細は省きますが今後もコンボ型を握るのがメタ的にも良さそうだなと感じました
ただ真っ直ぐ殴るマーフォークも恋しくなってきたので大会ごとに交互に使っていこうかなと考えています

それではみなさん、よき部族ライフを
キメサイはいいぞ

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