正解はいくつもある<後編>
神官時代の記憶が出てきたよ〜からの
続きです。
神官ってまあ、神様(宇宙)とコミュニケートして
調和を祈るわけなんだけど
地上では、王様に仕えてて
王様自身の不安や、国のエネルギーやらを読み取って
それを調和させるのが役目だったりする。
要は、上の通訳というか
上の感覚を上手に王様に伝えて
その国を調和に持っていくのが仕事。
でも上の言葉と王様の言葉
感覚も、それらは当然まったく違うわけで。
で、王様だって馬鹿じゃなくて
彼の目線から見える全てを、現実として見て
その上でのベストな判断を下してる。
彼には彼の正解と
正義がある。
だから、そんな王様に意見するのは
いつも難しかったし、嫌だった。
私は王様に伝える努力を、いつしか怠ったんだろうな。
その結果、文明を崩壊させてしまったと
ずっと罪悪感を抱えていたんだと思う。
私は今生でもまだ
同じことをやっている。
パパちゃんは王様なのだ。
(そういう役割をしてくれてるって意味ね)
私は神官として、彼や周囲の顔色を伺い
全てを調和に持っていこうとする。
だけど私自身のこの不安はどうしたらいいのか
折り合いがつけられないでいた時に
友人がズバッと確信を突いてきた。
「どうしてパパちゃんに本音を言わないの?
どうして大事なあなたの感覚を伝えないの?
これはワクちゃんに見せかけてそうじゃない。
あなたたちの問題だよ」
耳に痛かった。
図星だった。
調和のためと言ってまた口をつぐみ
伝えないことを選ぼうとしてた。
もう、このパターンは終わりにさせなさいと言う
明らかなお知らせだった。
古いもの、無価値感、罪悪感
過去からのパターン、いらない思い込み
全部脱ぎ捨てて
本当の調和を生きること。
私はパパちゃんに電話をし
不安を打ち明けた。
接種に反対してるわけじゃない。
でも、新しいものにすぐに飛びつくのは不安だから
せめて数ヶ月様子を見させて、と。
彼の意見を変えさせるためではなく
ただ気持ちを伝えるために言った。
言葉で伝わらない時は、
エネルギーで伝えようと思った。
息子を思う気持ちは同じだ。
予想通り
パパちゃんは意見を変えなかったけど
話し合い自体は基本
思いやりの中ですることができて
ミッションを一つ終えた私は
ちょっとだけ気持ちが晴れやかになった。
そしてパパちゃんが最後に言ってくれた言葉が
私の魂にとって、最大の報酬となった。
「息子には君が必要だし
君にいなくなられたら僕は生きていられない。
二人の生活を守ることが仕事だと思ってるから
だからちゃんと接種して
安全でいてほしいと思ったんだ。
これからも、いつでもなんでも話してほしい。
本音を言っちゃいけないなんて
思わないでほしい」
正直すごく驚いた。
必要とされていた驚きと喜び。
だって私はずっと、
無価値観と罪悪感の塊だったのだ。
今回のワクちゃんのことでは
本当にたくさんの学びがあった。
過去生からのトラウマを乗り越える
チャンスをもらったこともそうだけど
今回のことで
正解っていくつもあるんだなってことが
本当にやっと、腑に落ちたのだ。
今までは、
正解はいつも一つしかないんだと思ってた。
世間共通の
絶対的な正解と照らし合わせて
間違っちゃいけない
正しくあろうと
そんなことに
たくさんエネルギーを使ってきた。
でも今回の一件は
私の不安も正解だし
パパちゃんの考え方も正解
こちらから見たら6でもそれは
向かい合ってる人から見たら9で
6も9もどちらも正解なんだ。
あとね、これは私が理解しやすいように
上が見せてくれたんだと思うけど
ハマりまくってる映画
『インターステラー』
この映画の中で描かれてる現象のほとんどは
現実の宇宙物理学に忠実に作られてるんだよね。
それが理解が難しいところでもあり
この映画の最大の魅力の一つで
その背景となった物理面を
上手に解説してる方の動画を見つけて
今度はその彼の解説が面白すぎてハマり
次々と観まくってたんだけど
👇の解説動画の中で出てくる「相対性理論」
この説明が、私とパパちゃんに今回起こったことと
見事にリンクしてたんだよね。
私はニュートンの絶対法則を採用してたんだな〜って思った。
そのことに関して、正解は一つだけっていう考え方。
でも実際は、相対性理論。
見る側によって正解は違う。
どちらも正しいのだ。
そして極め付けがこの動画。
コメント欄でも
ご本人が書いてらっしゃったけど
例えば卵アレルギーの人から見れば
卵は危険な食べ物だろう
でも、そうでない人から見れば
栄養たっぷりな食材なわけだ。
ヴィーガンの人は
卵を食べること自体ありえないだろう。
そのどれもが正解。
”正解はいくつもある
どの見方も正しいよ。
まずはそのことを、しっかりわかってね。
その上で、あなたは何を選ぶ?”
それが今回のことを通して
上が私に投げかけてたメッセージだった。
私の中にひとつだけ
はっきりと浮かんだ正解は
たとえ自分の信じる正義のためであっても
それを振りかざして戦うのなら
それはどちらのサイドを取ろうが
結局は同じってこと。
私はワクちゃんに関して
賛成でも反対でもない。
二元を超える。
そのことを選択した。
ちなみにこの3つ目の動画
これを接種前に観せて安心させてくれたのも
上の優しい計らいだった。
もし、このワクちゃん動画に辿り着かせるために
そもそも『インターステラー』を私に観せたのだとしたら
時間の流れる方向も
因果律も
私たちが思ってるのと違うことが
この世にはいっぱいあるのかもしれないね。
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