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自分との絆

私は今まで
できるだけ自分を主張しないように
生きてきた。




車線変更したい時は
かなり前から移りたい先のレーンを見つめ




隙間が空いた時に
すかさずウィンカーを出して
サッと入る。




私の都合のために、
他のドライバーにブレーキを踏ませてはいけない
という思考だ。




カフェでのバイト時代も、
取りたいものがある棚の前に
店長が立ってた時は




急ぎでない限り、
彼がどくまで待った。




自分の都合で店長様を
どかしてはいけないと思ったからだ。




全部、「自分の都合を押し付けちゃダメ」
「わがままを言ったら嫌われる」が
ベースにある。




昭和親父から
そう厳しく躾けられてきたからね。




そんな私が、
自己主張の国・アメリカに
やってきたわけだけど




ここ最近になってやっと
自分の意見を言う、主張する、という
チャレンジができるようになった。




それこそ、車線変更のレベルから
始めてみたのだ。





入りたいそのタイミングで
ウィンカーを出す




そんな当たり前のことが
私には難しかった。




でもやってみると、ほぼ100%
みんな隙間を空けてくれる😳




で、その隣のレーンの車も
実は私のいるレーンに入りたかった、
なんてことが分かったりして




自己主張をしても
世界は優しかったし




感覚に従って動けば、
全てパズルのように上手くはまって




みんなが調和するように
できていることを体感した。





私が、今の人間関係で
一番素直に気持ちを伝えなきゃいけない相手は
もちろんパパちゃんだ。




昨日パパちゃんは、元奥さんから、
「(息子に)誕生プレゼントを渡したい」と言われ





息子を連れて
それを受け取りに行ってきた。




パパちゃんはずっと、離婚してから
罪悪感や後悔に苛まれていた。




離婚の原因は性格の不一致とか
結婚に求めることへの意見の食い違いとか
まあ、色々あったんだけど




水面下でパパちゃんには
私に対する気持ちがずっとあった。





もちろん結婚中に行動に移すことはなかったけど、
奥さんに対する申し訳なさはいつも感じてたらしい。




そんな彼らが2ヶ月ぶりに会う・・
もちろん私は全く嬉しくないw




でもそんな気持ちは微塵も見せず、
私はパパちゃんが夕食用に仕込んでいた
スモーク肉の番をしながら帰りを待った。





数時間後、パパちゃんは
少し軽くなった波動で帰ってきた。




彼女が幸せに暮らしてるのを見て
愛犬にも久しぶりに会えて
気が楽になったのかな、と思った。




それを見て私もホッとしたんだけど
その時、彼の左薬指に
結婚指輪がはめられてるのに気がついた😨


(出かけた時は着けてなかった)




まるで頭を打たれたように
一瞬でエネルギーがグォ〜ンと湾曲し
不協和音が鳴った。




”え?なんで?




奥さんと何かあったとまでは思わないけど
どうして着けてるの?”





聞きたい・・
でも聞けない💦





独占欲を見せちゃいけないと思った。
”そんなものがあると知れたら嫌われる”




パパちゃんは、私の変化にすぐに気づき、
「どうした?」とハグしながら
何度も聞いてきた。




言いたい・・言わなきゃ💦
それこそ、チャレンジのしどころじゃないか。




でも、今のこのガチャガチャした周波数で伝えても
責めるような口調になっちゃうだろうし




パパちゃんも、
スモーク肉が予想外に調理されてなかったことに
この時かなり焦っていて←w




聞く体制があまり
整ってない感じだった。




なので私は「なんでもないよ」とだけ伝え、
自分の部屋に行って、周波数を整えた。




深呼吸して自分をハグし、
エネルギーのポイントを、思考から肉体に移した。




猫を撫でたり
自分に「愛してるよ」を
たくさん伝えた。




夕食が終わり
息子がシャワーを浴び始めると





パパちゃんはすぐにまた私を抱きしめ、
「本当に何があったの?
なんでも言っていいんだよ」
と優しく言った。




その時もまだいい周波数ではなかったけど
さっきよりは良くなってたし




よし!😣と意を決して、
消え入るような声で言ってみた。





「・・どうしてそれしてるの?」




パパちゃんは、ハッとした顔をして
すぐ





「彼女を傷つけたくなかったんだよ」と
説明してくれた。





やっぱりねって思った。




離婚は彼の意思。
元奥さんは多分、まだ乗り越えられていない。




そんな彼女の前に、早速指輪を外した姿で現れ
こっちはもう先に進んでまっせという感じで会うのは
気が引けたんだろう。




彼はそういう人だ。
誰のことも大事にするし、傷つけないようにする。




(それが結局、もっと相手を
傷つけてしまうことがあると
私は思うけどね😅)




いずれにせよ
これは彼の学び。




私の学びは
自分の意見をハッキリ伝えること。




その時私は
勇気を出して聞くことができた自分に
すでに100%満足していて




嫌われるかもとか、
その後の反応を全く気にしてなかった
そのことにとても驚いた。




パパちゃんはずっと謝っていた。





「ごめんね、makiの気持ちを考えないで
悲しい思いさせて。
これ外すよ・・っていうか、先週からずっと外してたんだけど
気がついてくれてた?😅」




と言いながら、
目の前で指輪を外してくれた。




その時、家具に当たったのか
キンッていう金属の音を
確かに聞いた気がした。




「うん、気づいてたよ。
嬉しかった」





私はそんな喜びも、
この時まで伝えてなかった。





真っ黒な彼の指輪には
てっきり名前だの日付だの
彫ってあるんだと思ってたけど




見せてもらって驚いた。
それはただの
市販のアーマーリングだった😳




もちろん、中には
何のメッセージもない。





低い周波数はエゴと結託して
被害妄想を大きくさせる。




グンニャリしたシリコン指輪を、
さも壊せない、硬い金属の指輪であるかのように
見せかける。




最初はこの一件、
「思い切って伝えてよかった、
やっぱ言葉にしないと伝わらないよね」
っていう





その着地点に行き着いて
noteを書き終わるんだと思ってた。




でも、どうしてもそれだと着地しなかったので、
どうしてかな?って内観していったら





なんと、その先の
気づきがあった😳




先、っていうか
根本のところだよね。





私はそもそも独占欲が強く
パパちゃんからもっと愛されたい
認めてもらいたい
言葉でもっとコミットしてもらいたい




・・と、欲望剥き出しに思ってる





そのこと自体
認めたくなかったんだ。





物分かりがよく可愛い
パパちゃんのパートナーでいたかったから




っていうか、
そうじゃないと愛されないと思ってたから






自分の黒い部分を
受け入れたくなかった。




闇も受け入れて初めて
「コミット」って言うんだよね。




自分へのコミット




実際にパパちゃんを束縛するとか
行動するとなるとまた別問題だけどw




でも、”もしできることならそうしたいんだあ!”
っていう本音だけは





自分に優しく
そうだよね、わかる〜!って
認めてあげればよかった。




黒い部分も
重苦しい周波数も




そんなとこも私、めっちゃ可愛いじゃん
ちゃんと人間やってるじゃんって
受け止めてあげればよかったんだ。




で、今回みたいに
ワガママ(?)を言っても愛される
そんな体験をいっぱいすればよかったんだ。




そしたら思い込みは
擦り変わる。




そういえばうちの昭和親父が、
「いいところも悪いところも大好きだって思える
そんな人が現れたら、いつかお父さんに紹介してね」って
言ってたことを思い出す。




私は今回、伝えてみるという
選択をしたけど




それをしても
全然嫌われなかった。





それどころか、いっぱい抱きしめてくれて
すぐに指輪を外してくれた。





言葉にして伝えることで
初めてお互いの気持ちを知ることができる。





愛も、黒いところも曝け出すことで
絆が少しずつ太くなる。




その絆って、自分自身との絆って
意味でもあるよ。





パートナーとの絆の太さは
自分自身との絆の太さと
イコールなんだね。



























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