休むことの大切さ

自分には鬱になる人の気持ちなんか一生理解できないだろう

数年前まではそう思っていたのに最近は鬱にならないように日々意識的に生活している自分がいる

きっかけは仕事で管理職にありがちな板挟みに苦しむようになったことだった

部下が次々辞めてしまったらどうしようとか、降格させられたらどうしようとか、漠然とした不安を感じてしまう日々が続いていた

そんな時に限って自分が幼少期にかなり世話になっていた祖母が亡くなり

その悲しみからまだ覚めきらない数日後に20年以上も付き合いのあった友人が自殺してしまった

それからしばらく夜はまともに眠ることができず、体がズーンと重たい感じが続いた

そして時折その友人のことが頭に浮かんでは目に涙をためるようになった

いつもは癒されていた妻や子供の笑顔でさえ、見ると「自分だけは倒れるわけにはいかない!」という大きなプレッシャーを感じるようになっていた

そんなある日、深夜にやたらと喉が渇いて水を何度も飲みに起きる日があった

自分でも少し精神状態がおかしいなと思っていたこともあり、なんとなくネットで鬱の典型的な症状をググってみたら自分の症状とドンピシャだった・・・

その瞬間に、僕はその翌日に会社を休む決断をした

体力的には無理をすれば出勤することもできたし、仕事の予定を考えると少し気が引けたが、まずは自分の健康が第一だと割り切って休んだ

それから会社のことは家では考えないと決めた

どうしても頭に浮かんでしまうときは何か別のことをして、そっちに意識を集中するようにした

それから約1カ月が経とうとしてるが、精神状態がかなり改善された

一部の上司や部下に嫌味を言われても色んな人間がいるよねーとスルーできるようになったし、他人の評価も良い意味で気にしなくなった

今思うと自殺した友人もかなりの過労状態だった

まともに物事を考えられる精神状態ではなかったのかもしれない

疲れたら休む

当たり前のことなのに当たり前にできないのは思い込みのせいだと思う

これからも自分を労わって生きていこう












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