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ウタウタイのまいにち

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こんにちは!あそびに来てくださってありがとうございます。このマガジンには詩を投稿して行きます。恋心や切ない気持ちや自然への想いやetc.インスピレーションなれたらまかせて詩を書く…
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#優しさ

たからもの

雲の中をがむしゃらに走って やっと見つけた君だから もうはなさない 失ったたからもの みつけたんだ 夢のなかから 答えはいつも すとんとあらわれる お願いぼくを もうひとりぼっちにしないで ずいぶん歩いてクタクタだし 胸なんか傷だらけ お願いぼくを もう寂しさでいじめないで こんなになるまで 君をほっといてごめんね 春がくるまえに 君をひとりじめしたい どこへもいかず ずっとここにいたい この場所に きみが笑う場所に

わたしが子どもだった頃

わたしが子どもだったころ  わたしの歌は鳥が歌ってくれました わたしが子どもだったころ さびしい気持ちは 大きな木が吸いこんでくれました わたしが子どもだったころ こわくて眠れない夜は 星は一晩中ささやき声でなぐさめてくれ 月は一晩中優しく撫でてくれました 森が揺れて子守り唄をうたってくれました わたしが子どもだった頃 わたしの気持ちは 空がうけとめてくれました 木枯らしは言葉を教えてくれました 山はぬくもりを教えてくれました わたしが子どもだっ

できない

わたしできなかった 優しくすること 優しくされたことがなかったから わたしできなかった 甘えること 甘えてもいいと思えなかったから わたしできなかった でも甘えたかった 優しくてあげたかった あなたにだけは 素直でいたかった

あなたのこと

あなたと話していると かならず元気になれるの あなたの心がいつも くたびれていないからなのね あなたは疲れを知らない人 いつも優しく前向きで かなしみを包んでくれる

つなぐ

優しさはどこから わいてくるのだろう 人はみな不器用で それぞれ伝えきれず 受けきれずに 未来を探しているのに 柔らかなゆるやかな 甘やかな細い糸が 幾重にも重なって繋げている みんなを