【内観】そしてビジネスパートナーへ


主人はいつも
「ビジネスパートナーが欲しいなぁ」
と言ってました。

ですが私は、

まず絶対に自分がそのポジションに
つくことはないと思っていました。

ちょっと寂しいけど

「主人にぴったりの

パートナーが見つかったらいいな」

と思っていました。

そんな私がなぜ、
仕事を手伝うことになったか。

主人のビジネスパートナーに
なることを決めたのか。

その経緯をまとめておきたいと思います。

私には生まれた時から障害があります。

それに加えて体も弱かったため
家族にいつも心配をかけていました。

明らかに見た目が違うために
初めて家族以外の社会と接点を持った
瞬間からからいじめられました。

幼稚園の初日から

「気持ち悪いこっちに来るな」
「部屋に入って来るな」
「あっちへ行け!」

と除け者にされはじめたのです。

いじめの内容は様々でしたが
高校に上がるまでは常にいじめの対象でした。

集団生活が苦手でした。

母親にはいつもこう言われていました。

「さらちゃんは、頑張らんとね!」
「さらちゃんは苦労するだろうね」

その言葉を毎日のように
浴びていた私は

私は頑張らないといけない。

誰よりも苦労しないといけない。

私はみんなと違うから
周りの誰よりも頑張らないといけない。

ずっと無意識に思っていました。

常に頑張ることでやっと
存在できるんだと潜在的に思っていました。

「邪魔者なんだな」

私がいると心配をかける。
私のことで母親は自分を責めている。

「私がいない方がいいな」

でもここに存在している以上
迷惑をかけないように

これ以上心配をかけないように
頑張らないといけない

そう思っていました。

この自分の考えを正当化するための
証拠や答え探しをずっとやっていたのです。

思えば、子どもの頃から
「自分は邪魔者だ」の証拠を
集めていました。

例えば

好きなプロ野球のチームがいて
試合の応援に球場に行ったとき

たまたまその日に
そのチームが試合に負けてしまったら

「私が、応援に来たからだ。
私のせいだ。みなさんごめんなさい。
私なんて来なければ良かった」

と本気で思っていたんです。

運動会で私がいる組が負けたり

遠足で先生が晴れ女だから大丈夫!
って言っていたのに、雨が降った時も

「あぁ、私がいるからだな」

「私のせいだな、やっぱり邪魔者だなぁ」

と、、

側からみれば笑ってしまうような
内容ですが、当時の私はそうやって
コツコツと証拠集めをしていました。

私なんていないほうがいい。
居るだけでまわりが不幸になる。
私なんて存在しないほうがいい。

自分のことが大嫌いでした。

それでも生きていかないといけないので
周りが褒めてくれることで
存在する事を許可していました。

だから、

自分が何をしたいか
自分はどう思うかよりも

今何がこの場に
求められていることかな?

と場を読む事を優先して
行動していました。

自分の感情なんて
意識したことがありませんでした。

「さらちゃんはしっかりしているね!」

と先生に言われたくて、
係りの仕事や学級委員を頑張っていましたし、

「賢いね!流石だね!」

と言われたくて

常に成績が上位になるように
そうでない自分になることが怖くて
とにかく必死に頑張っていました。

周りから

「あなたがいてくれると明るくなるわぁ」

と言われたくて
常に笑顔でいたり。

優しいね!
明るいね!
しっかりしてるね!
頑張ってるねー!
気が利くねー!

とにかくいつも
誰かに褒めてもらっていないと
自分に生きる許可が出せなかったのです。

就職してからもそうでした。

仕事でできないことがあると

「お前は死ねばいい」

と自分に対して思っていました。

なにか周りの期待に
応えられなかった事実を見つけるたびに

「あー、死にたいな」

と思っていました。

今になって振り返ると
そうだったと気づけるのですが

当時はこの思考が当たり前すぎて
間違っているとも思っていませんでした。

とにかく
ねじれにねじれて
ぐちゃぐちゃでした。

情緒不安定で泣いたり
妙にテンションが高かったり
明らかにおかしな人でした。 

「こんな状態でよく結婚してくれたな」

と今思えば不思議でなりませんが

結婚を機に自分のことを好きで
いてくれる相手がいることに
安心感を覚えました。

自分のことを大事にできていない
自分をいじめる発言や行動を

主人が見つけて
指摘してくれるようになりました。

その指摘は主人がもともと
持っている性質からくるものです。

私自身への違和感
私のねじれを出会ったときから
ずっと指摘してくれて

一つひとつ玉ねぎの皮を剥ぐように
本質に近づけてくれる人でした。

主人の言葉は真っ直ぐで
正しくていつもズバッと刺さりました。

そのおかげで、

「自分は役に立たない人間だ」
と思っていたこと。

「自分は社会的に邪魔者だ」
と思っていたこと。

自分で自分を
大事にできていなかったこと。

自分が自分を一番いじめていたこと。

自分が自分らしく生きることを
許していなかったこと。

などに気づくことができました。

主人から指摘されるたびに
一つ一つ気づいて
修正していくことができました。

そんな私でも子どもを
授かることができました。

子どもが産まれてからは
家庭に入り社会との接点が薄れて
正直すごく楽になりました。

もう頑張って笑顔でいることも
できる人に見られようと必死になる
こともしなくていいと思ったからです。

すごく楽になって
油断していたのですが
主人はゆるしてくれませんでした。

鬼のようですが
そうではありません。

私が主人や家族に対しても
やはり繕っていたからです。

以前と比べて色々と自分自身の内側に
気づけ自分を大事にする行動も
取れるようになっていると
思っていたのです。

ですが

長年そのような
関係を築いてきたので

私の思考の間違いや
行動と発言に違和感があると
根本解決には至っていないと

「ぴん!」
とくるそうです。

私との会話で違和感があると

「今、本音で話してないよね?」

「逃げるな、ちゃんと向き合え」

本当の私探しに
とことん付き合ってくれたのです。

「本当は何がしたいの?」

これが、
主人からいつも私に突きつけられる質問です。

この質問が怖くて
私はいつも泣きました。

なぜならその考え方を
したことがなかったからです。

周りの反応を見ながら
空気を読みながら

その場に1番合うだろう
発言や行動をすることばかりを
勝手にトレーニングして生きていた

私は、

自分がどうしたい

とか

自分の気持ちを発言することが
怖くて怖くてたまらないのです。

その度にいつも泣きました。

言うと嫌われるのではないか
大切な人を失ってしまうのではないか

その恐怖に怯えながら
それでも自分の気持ちを
口に出すことをしました。

泣きながら
「本当は子どもたちと公園にいきたいけど
仕事の邪魔になる(と思った)から言わなかった」

「本当は、買い物に行きたいけど
今日はこの作業があるって言ってたから
お願い出来なかった」

本音を話すと主人は
ひとつひとつその度に
私の願いを叶えてくれました。

言うことは大事
言うことは大事

自分を出しても嫌われない
自分を出しても嫌われない

そうやって外の世界と
自分との信頼関係を
少しづつ築いていきました。

出会ってから何年も何年もかけて
毎回毎回繰り返してそれでもやっぱり

相手に嫌われたくない
相手の邪魔をしたくない
足を引っ張りたくない

という思考が出てきてしまうのです。
 
掘って掘って掘りまくると
根っこの部分が出てきました。

私は醜い

醜い私は存在するだけで邪魔になる。

自分が自分の
存在自身を否定していたのです。

それもこれも、見た目
持って生まれた身体という

どうにもならないところを
否定していたのです。

「もう、いい加減に諦めろ。
ここに関してはどーにもならんのやから」

主人に言われました。

生きることには誰の許可もいらない。

「〇〇だから、生きていていい。
キレイだから生きていていい。
醜いから生きる価値はない。

なんてそんなバカな
考えがあるわけはないだろ。

生きることは大前提で
そこに条件なんかいらない。

お前はどう生きたいのか。
何がしたいのかそれが大切やろ?」

「もう、いいかげん、
どうあがいてもどうもならんことで
自分を否定するな。

醜いのは悪いこと?
醜いとだめなんて誰が決めたん?」

醜いことは
ダメなことじゃない。

これが私。

どう足掻いても
この事実は変えられない。

もう、諦めよう。

ここにこうして生きていることを認めて

私は何がしたいのか
自分に答えをもとめました。

Twitterを始めることで
表面にあるいろいろな思いを
外に出すことで自分の中に
入ることできました。

『生きたい』

『自分を好きになりたい』

『経験したことのないことを
もっともっと経験してみたい』

『子ども達や家族と旅行したり
美味しいもの食べたり
いっぱい遊んだりしたい』

『あなたのそばで仕事がしたい』

『私にできることで
あなたをサポートしたい』

素直に心からそう思えました。

Twitterを始めた数日後
主人に伝えると

「お前がそれがしたいなら手伝って
手伝ってくれたら助かるよ」

そう言ってくれました。

私のビジネスの先生は主人です。

主人にもビジネスを学ぶ師匠がいます。

昨日、主人に勧められて見た動画で
師匠がパートナーが絶対必要だ
と力説していました。

私は昨日まで知らなかったのですが
自分のビジネスを大きくするには
パートナーの存在が欠かせないそうです。

そして

そのパートナーの条件とは

能力のある人
優秀な人
経験がある人

ではない。

行動力がある人でも
積極的な人でもない。

ただひとつの条件それは

トップのことが好きな人

トップのことが好きで
常に一緒にいても苦痛じゃない人。

ナンバー2(パートナー)の仕事は
トップが常に正常な判断ができるように
サポートする人。

そのためにトップの機嫌を
側でずっと取り続けることができる人が
本当のビジネスパートナー。

そう聞いて
なんだか力が湧いてきました。

『私にもできる』
と思いましたし

『私にしかできない』 
とも思いました。

だから私は主人の
ビジネスパートナーとして

自分にできることをしっかり
やっていきたいと思ったのです。

主人の仕事は
経営コンサルタントです。

クライアントさんが叶えたい夢
行きたい未来や達成したい目標
をサポートすることがお仕事です。

今本人に必要なことは何か?
を見極めてアドバイスします。

そのためにクライアントさんの

『発言』と『行動』
『感情』と『思考』

の矛盾はないか

どこがおかしいから
目的地に近づいていないか
相手の矛盾を客観的に見て
アドバイスするのが得意です。

私がプライベートで
主人にしてもらって生きやすくなったように。
前を向いていけるようになったように。
人生が楽しいと思えるようになったように。

主人が多くの人の悩みや問題解決をする
お手伝いができるように。

しっかりサポートしていきたいと思います。

今日からも、ビジネスの勉強をしっかり頑張ります。

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