私の出産レポート

無事に出産が終わり我が家にビッグな第1子がやってきました。

人間とは恐ろしいもので、あんなにも陣痛/分娩中は苦しくて死にたくて仕方がないくらい痛かったはずなのに、終わってしまえば会陰切開の痛みと筋肉痛以外の痛みは忘れてしまっていて、ともすれば出産時に起こったことですら全て夢かのような気持ちになってくるのです。

だから、覚えているうちに、自分のための自己満備忘録だけど出産レポートを書いておこうと思います。

ベタ打ち駄文あしからず…

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3/7
予定日 粘液栓は出ていたもののそれ以外に特に予兆なし。悲しむ。

3/9
検診にて誘発分娩が決定。内診出血すらなく絶望する。

3/11
15:00 入院直前に粘液栓+微量出血が出ておしるしかな?と思うも、予定通り入院。夫が送ってくれてバイバイが寂しかった。

15:30 NST特に問題なし。この時にはそんなに痛みはなかった。

16:00 先生による診察とバルーン。子宮口1cm、柔らかめ、前に向いてるとのコメントがありちょっとだけ希望が見える。予定通り小さいサイズのバルーンを入れて様子見。

17:00 バルーン挿入直後は全く何も無かったのに、NST後部屋に戻ると腰の痛みがじんわりやってくる。

18:00 夜ご飯美味しく完食。

18:30 腰が砕けそうな痛みと肛門周辺~下腹部にかけての痛みが8分間隔くらいで来る気がする。耐えれるっちゃ耐えれるけど、妊娠してなかったら即ロキソニンダブル飲みしたいくらいのやつ。即生理休暇もらってベッドから二度と起き上がらないくらいのやつ。

21:20 助産師さんに起こされてNST。気付いたら寝てたぽい。寝れるくらいの痛みだったらしい。NSTでも張りはあるけどまだかなあという感じ。バルーンも抜けてなかった。凹む。部屋に戻ってウトウトする。(普通に寝る。)

翌1:00 助産師さんが部屋に来て簡易モニターと内診。バルーン抜けてた。ここでようやく子宮口2cm。バルーン抜けたらなんか痛みがちょっと減った気がしてそこからまた爆睡。目は覚めるし腰は結構痛いけど、全然寝れてた。悲しい。

3/12
6:00 起床。まあ痛いけど何とかなるレベルだし、とりあえず洗面済ませてNST呼ばれるまで待機。

7:00 NSTと内診。子宮口2cmやけど深夜よりは進んできてるよとのコメントに歓喜。ついでに粘液栓+出血でしっかりおしるし来たねと言われ大歓喜。でもそこからまた強めの腰の痛みを感じ始める。早くご飯食べたい。

8:00 朝ごはん食べる。生き返る。

9:00 先生による診察。大きいサイズのバルーン入れた瞬間から腰がさらに爆発しそうになる。めっちゃ痛くて耐えるのに必死。

10:00 誘発開始。もう腰が死ぬ。バルーン抜けたら4cmと言われ頑張ろうと思うも、腰が痛くて既に挫けそうになる。ドンみたいなおばちゃん助産師さんが「ずっと付きっきりは無理やから自分で頑張れ」とテニスボールをくれる。自力でゴリゴリしながら耐え続ける。

11:00 バルーンが抜ける。子宮口4cm。この頃には5分間隔くらい?痛みがどんどん強くなってきてどうしていいか分かんなくなるもとりあえずテニスボールゴリゴリしながら無痛の麻酔を入れてくれるのを待つが、赤ちゃんがまだ上の方にいるらしく、なかなか入れてくれない。辛すぎておばちゃんに懇願するも、まだ耐えろと言われ、いい感じに放置される。

11:50 おばちゃんへの全力の懇願が届き、先生は微妙な反応を示すも麻酔を入れてくれる。が、痛みが無くなることは無く、引き続き痛みに苦しめられる。まだ赤ちゃん下がってないからそんな強く麻酔入れれないだけかな?と思いながら赤ちゃんに早く下がってくれと陣痛が来る度に懇願する。

12:30 痛すぎてお昼ご飯は食べられず。せめてフルーツだけでも食べろとスパルタで起こされ口に放り込むもそこで力尽きる。

13:00 痛みがきつすぎて、おばちゃんに腰をひたすらに揉んでもらう。「もう揉み代請求するで~」と言われ、いくらでも払います~と泣きつく。もう既に自然陣痛になってて、誘発剤ほぼ入ってないよと言われる。午前中はスパルタで放置気味やったけど、このくらいからずっと隣にいてくれるようになった。陣痛間隔は体感2-3分くらい。

14:00 6cmくらいまで開いてきてるし赤ちゃんもちょっとは下がってきてるよとのこと。希望があるようなないような変な気持ちになる。おしっこ溜まってると赤ちゃん降りないからおしっこ行こうとトイレに連行されるもほぼ出ないので尿カテでとられる。その後廊下を歩けと指示され、陣痛きてもスパルタで廊下を歩かされる。つらい。

15:00 腰の痛みがえげつないことになってきて、追加の麻酔をとにかく求める。副院長が診てくれて人工破水させて赤ちゃんが降りてくるのを待つ。その後わりと直ぐに赤ちゃんの頭が骨盤にハマったらしく、ようやく先生の許可が出てちょっと麻酔を追加。が破水したこともありさらに痛みが強くなり麻酔が効いてる感じは全くなく絶望する。この時には陣痛の度、腰を揉んでくれるおばちゃんの二の腕にひたすらしがみついてた。

16:00 子宮口8cmくらいに到達。最後のチャンスと思い麻酔の追加を懇願。入れてくれるもやはり痛みは無くならずとにかく痛い。おばちゃんから優しいお姉さんに変わり、暑すぎて汗をかきまくる私に対し、陣痛間隔の間は団扇であおいでくれ、陣痛中は腰を揉んでくれるというスペシャルサービス。この時にはもう陣痛間隔1-2分くらい。

16:30 子宮口全開。おばちゃんからいきんでいいよとのお達しがでる。このタイミングで日勤と夜勤が交代。おばちゃんに最後まで頑張るんやで!と激励をもらう。ありがとうおばちゃん…二の腕すごい安心しました。

17:00 いきむのが下手すぎてなかなか出てこない赤ちゃん。たまに褒めてくれるけど続かないからどんどん体力を消耗する…。院長と副院長が交互に見に来て時々お腹を押されたり褒められたりするけどちょっとづつしか進まず、心折れる。けどただ陣痛に耐えてた数時間よりいきめるだけほんとまし。

17:30 気付けば院長と副院長、夜勤の助産師さん2人に囲まれている私。中々出ないことに痺れを切らした院長により最終的には吸引分娩され、ついに赤ちゃん誕生!まさかの3600g超(検診+400gくらい)で、無事に産道ズタズタ。バルーンを入れて本陣痛ぽいものが来始めて最大8.5時間くらいの分娩時間だったし、初産婦にしては意外と早かったのかもだけど、無痛に全幅の信頼を寄せていた私にとっては十分に心が折れるだけの時間となりました。出産後すぐ30分ちょっとくらい縫われたけど普通に痛くて「足閉じたらあかん!おしり浮かすな!」と怒られるも、洗われた赤ちゃんを抱っこさせてもらい気が紛れる。この子がお腹の中におったんかーと思うと感慨深すぎた。

18:00 処置が終わり、全身べっちゃべちゃに汗をかいて冷えたのもあってかブルブル震えが出るが、着替えさせてもらったりお布団かけてもらえて、ようやく夫がLDR室へ入室。涙が出る。超痛かったよ~と伝えつつ感動の再会&初対面。2人でぷにぷにしたりお手手繋いだりして幸せを噛み締める。10分くらいと言われていたけど何だかんだ30分くらい会わせてくれたの嬉しかった。

18:30 LDR室で夜ごはんが出されるも疲れすぎて主食はほぼ食べれず。けどおかずは大体美味しくいただきました。

19:30 しばらくのんびりした後、産後2時間の経過を見てもらってOKが出たので部屋に戻る準備。この頃からどんな体勢でもおしりが死ぬほど痛い…辛い…痛み止め効かない!!!←現在進行形
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何はともあれ、本当に母子ともに無事でよかった。

身近に出産で亡くなった先輩がいたので、最後まで本当に不安でたまらなかったけど。生きているってすごい。

全てに感謝です。


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