[今週の海外ESG]:英中央銀行の動き、JPモルガンレポート発表

イングランド中央銀行がESGに関する新しいガイドラインを銀行に指示

ロイター通信によると、銀行や保険会社は、イングランド中央銀行(BoE)から、気候変動リスクが自社のビジネスにどのような影響を与えるかを調査するための新しいガイダンスに従うように指示されたという。このガイダンスは、昨年、イングランド銀行(BOE)と英国金融行動庁(Financial Conduct Authority)によって設立された組織である気候金融リスクフォーラム(Climate Financial Risk Forum)によって発表されたものだ。


JPモルガン、コロナウイルスとESGに関するレポート発表

JPモルガンのレポートによると、コロナウイルスのパンデミックは、投資家によるESGの重要な転換点となる可能性があるという。JPモルガンの持続可能性調査の責任者であるヒューゴ・デュブール氏とジャン=グザヴィエ・ヘッカー氏はレポートの中でコロナウイルス危機は第二次世界大戦以来最大の不況をもたらしただけでなく、投資家はこれを21世紀最初の『持続可能性』危機と呼べるもので、気候変動への関心を新たに高め、投資に対するより持続可能なアプローチを優先するよう意思決定者に警鐘を鳴らしていると指摘した。



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