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あっちから見る、こっちから見る

「発達障害」っていうワードがTwitterのトレンド入りしてて。えらいツイート数が多かったので見てみた。

発達障害の当事者さんが、自分が発達障害と知らずに今まで過ごしてきて、困ったこと、辛かったこと等を漫画にされていて。生まれてきたお子さんが発達障害で、もしかして自分も?ってわかった、と言うお話で。

あーアルアルだなって思って、私はみたけれど。

それを読んだ方が、リプライ等で『周りの人がすごく意地悪みたいに描かれてるけど、周りだって困ってたと思う』みたいな。そのわちゃわちゃでトレンド入りしているみたいだった。

それを見て、なるほどね、とも思った。描いた方はそんなつもりで描いてはないのもわかるし、そんなつもりなくても、そう取られかねないのもわかるし、周りも困ってたと思うという風に書かれている方は、今までにきっと、どなたかのお世話をして辛い思いをした経験がおありなのだろう。

なんか最近、こういうのすごく考える。

本当にさ、起こった出来事は1つなのにさ。
コナン風に言うなら『真実はいつも一つ』なのにさ。
全然ちがう、記憶とか、思いとか、自分の立場がどちらなのかとかでさ。

どっちもどれも、その人の本当の思いで。
どっちもどれも、間違ってなくて、でもたぶん正しくもない。

自分は正しいって刃を振りかざすのは、そりゃー自分からしたら自分は正しいかもしれないが、他から見たら正しくないかもしれない。絶対なんてなくってさ。みんな言ってるし!の「みんな」って誰なの、一言一句間違いなく思いは同じなの?って話でさ。

「あなたはそう思うんだね」でよくないか。
スルー出来ないのはきっと、なんらか抱えたものがあったからなんだろうけども、その描かれた方は、あなたに迷惑をかけた当事者ではないわけで。

誰かの間違いや思いを正そうとするのは、自分が正しいと言いたいから?誰かの同意を得たいから?

なんか、こう、同調圧力っていうか、同じ気持ちの人を集めたい、それ以外を排除するっていう攻撃性が高まっているような気がして。逆に言えば、不安が大きくなってるのかもしんないね…。

自分は善、敵対するものは悪
そんな二つで分けられるものなんてありゃしねぇ。まぜこぜで、色んな色で、だから世界は美しいんだろ、 なぁーーーーんてな。



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