昔話の考察1

浦島太郎

亀助けて、恩返しが乙姫様の接待
これが等価交換ではなかったので、その差分として月日をとられた

だいたいそんなふうに解釈していたけれど・・・

それはもう現代社会においては、困っている女性を助けて、そのお礼にと、毎晩のように接待をうけたり、いい思いをしたら、最後にはとんでもない請求書を突きつけられるか、家庭から愛想をつかされるか、まぁ、そんなもんだろう

これはこれで、正解なのかもしれないが、もっと大事なことは

「亀を助ける」という行為は、はたしてどうなのか?
ということなのかと

つまり、漁師という魚を取って食べる職業の人が亀を助ける行為というのは、はたして、善行なのだろうか? ということ

そもそもその行為は浦島が所属している社会においては「異質な行為」であって、村社会から逸脱する=悪 ではないのか

だから最初から浦島の行為はNGで、その罰=村から相手にされなくなる

昔話というのは、やはり、どこかに教訓めいたものが含まれている

浦島伝説は、とても日本的なお話だと思う

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