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【Revit】集計表|新しい共有パラメータ
ターゲット
集計表には、特殊なパラメータの追加方法があるのをご存じですか?
ポイントは、「カテゴリのすべての要素に追加」のチェック有無です。
![](https://assets.st-note.com/img/1710597622232-KAw5ab4Fwx.png?width=800)
動作確認
違いを見ていただきましょう。まずは「チェックあり」
プロジェクトパラメータから共有パラメータを付与するのと同じ
カテゴリに共有パラメータが関連付けされる。
共有パラメータに値を記入可能
一方で「チェックなし」
対象の集計表にだけ共有パラメータが追加される。
追加した共有パラメータに記入できない。
カテゴリに関連付けされていない。
削除すると再度共有パラメータファイルからの登録が必要。
プロジェクトパラメータには登録されない。
使い方
これはRUGのテンプレート内でも使われている。
「Number_Null」が、カテゴリのすべての要素に追加なしの状態
![](https://assets.st-note.com/img/1710602745942-Uxs2Lwz0OB.png?width=800)
「Number_Null」は、データタイプ「実数」のNull値(空)を持つパラメータ。これは集計表の出力で「0」消しのために使われる。
設備では出力用パラメータの多くが二重パラメータになっており、「0」消しを行う。※付はすべて「0」消し対象である。
![](https://assets.st-note.com/img/1710602849089-rHCqpFerdN.png?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1710603648708-HiDahugrI7.png?width=800)
これをプロジェクトパラメータで追加しない理由として、
・パラメータ名称を固定するため
・プロジェクトパラメータだと必ずカテゴリと紐づけが必要なため
・Null値を維持するため(ファミリに誤って値を入れるとAPIからでないとNull値に戻せないため)
パラメータ名称を固定するためとは言え、共有パラメータを都度集計表に読み込むのは、ちょっと手間だったりする。その解決策として、以前見つけたのが集計表の「計算されたパラメータ」を使うこと。
"計算されたパラメータ" を空欄で使う pic.twitter.com/BGo8uL1YTK
— 設備BIM頑張るじーさん (@mepbim_gsan) March 15, 2023
これだと気軽にNullパラメータを作成できる。
もう一つは、
「Number_Null」をUSERMODIFIABLE、VISIBLEをNOにしてプロジェクトパラメータに登録しておく。という手もある。集計表の使用可能なフィールドにだけ出てくるが、編集はできないため目的を果たすにはちょうどよい。
まとめ
「カテゴリのすべての要素に追加」にチェックしない使い方としては、「0」消ししか思いつかない。他の有用な使い方があれば共有してほしい。
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