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【れぽ】マリー・クワント展

▷マリー・クワント展

先月、渋谷のBunkamuraで開催されていたマリー・クワント展に行ってきました。
化粧品や小物類のイメージも強いマリー・クワントですが、今回の展覧会では60年代くらいのファッションにフォーカスがあてられており、その活躍と業績を追う形での展示です。
平日に行ったこともあり、それほど混んでいなく快適に鑑賞できました!
(基本撮影禁止の展示だったため、今回はレポのみでお楽しみください)

▷マリー・クワント

デイジーのお花が目印のブランド、『マリー・クワント』を手がけるイギリス生まれのファッションデザイナーで、ショートヘアやミニスカートが印象的な「ミニの女王」としても知られています。
また、モデルのツイッギーと共に当時の若者文化を牽引した一人でもあります。

▷ファッションで社会に訴えかける

若くして現在の『マリー・クワント』の前身となるブランド『バザー』を開店させたマリー・クワントは前述の通り、ショートヘアやミニスカートなど、当時としてはかなり斬新なファッションを提供し、自らも広告塔になるなどしたことで注目を集めました。
ですが、その他にも当時男性のものとされていたジーンズや軍服、パンツスタイルやスーツなどを女性用のファッションアイテムとして加工、活用するなど様々な斬新なアイテムを発表しています。
そしてこれらのアイテムを通し、彼女は女性が女性らしく生きることへの反発や女性の自由、自分らしさなどを社会に訴えかける意図もあったようです。

また、その斬新さは次々と発表されるファッションアイテムのみに留まらず、ファッションショーにも表されていました。現在のファッションショーとは大きく異なり、ショーというよりはパーティーのようにその場にいる人全員で楽しむ印象を受けました。

▷むすび

今回マリー・クワント展を訪れて、改めて現代に続く彼女の功績を実感することができました。
現在では当たり前になっている女性のパンツスタイルやミニスカート、ショートパンツ、タイツなどもこのマリー・クワントがパイオニアと言われています。
彼女の当時のステレオタイプに対する反骨精神や、自分を貫く姿勢があったからこそ、現代の私たちのファッションに対する自由が生まれたのだと感じることができました。また、『バザー』時代に発表されたファッションアイテムを数多く見ることができ貴重な体験となりました。
最後に、彼女のファッションに対する3つの柱となるフレーズを書き残しておきます。

注目を集める
セクシーである
気分を良くする

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