【症例報告】アプリ婚活/大型犬
当時、手持ちカードの中で余裕でぶっちぎりNo.1。会う前からもう付き合いたい、いや結婚したいと思った。実家暮らし以外プロフパーフェクト。店ぎめの流れ◎。なんといっても2m級の高身長。百戦錬磨の婚活女、第六感で同じ大学かなとも感じた。
期待に胸を膨らませ、初アポに挑む。
え…!?身長高ない…!?
プロフィールで、かなりの高身長であることは分かっていた。しかし、それにしても高い。この男性より1cm低い知り合いがいるが、その人と比べても高くないか?いやもう高身長すぎてわからん。
無事合流すると、なかなか目を合わせてくれないし会話もあんまり。爆美女メオが眩しすぎてこちらを向けなかったのかな?コンプラに厳しい昨今、いきなり高身長に突っ込むわけにもいかず、仕事モードのスイッチを入れて当たり障りのない話をした。
話を進めるにつれ、出身大学が同じであること、プロフィールの身長は実際より低く書いてあり逆詐欺だったことが判明。私のアンテナすごくない!?学歴と身長を敏感に察知した鋭い感覚を誇りに思うと同時に、いらぬ婚活経験を積んだ証拠だと思うと複雑な気持ちである。
大型犬のように穏やかで、育った環境もありあまりグイグイいくタイプでもないのだろうという印象。共通点も多かったのでまた次があればいいなと素直に思えた。
お会計全奢り、解散後に次回のお誘いありガッツポーズ。目も合わないのに脈アリなんてことあるのね。
2回めもわざわざこちらに足を運んでくれ、全てリードしてくれた。途中でエスカレーターに乗るチャンスがあったので、相手を上に乗せてちゃっかり50cm近くの身長差を楽しむ乙女メオ。
無事次回のお誘いもいただき、このまま付き合うのか…!?
同時期に相談所で仮交際2名。進捗具合も似たようなものだった。困った。
Aさんがいいかな〜いややっぱBさんのほうがいいかも、でもよく考えたらCさんがよくない?
なんてぐるぐる考えていたが、インテリメオ、マンダラチャートぶりにエクセルを使うことに。
3名の情報をエクセルでまとめた結果、相談所で出会った仮交際さんに軍配が上がった。
現状、メオは未婚だ。
ここで大型犬を切ったことが吉とでるか凶とでるかは今でもわからない。
何もマイナスポイントがなかったのにお断りするのは珍しかった。しいていえば、出会いが相談所だったらもっとテンションが上がっていたかもしれない。結婚の話はしたものの、20代男性がどこまでのスピードで結婚を考えてくれているのかが不安であり、相談所での出会いを優先した。
3度の飯より高身長、なんて記事を書いた手前、ここで2m級の大型犬と結婚すれば物語としては綺麗だっただろう。しかしそこまでおもしろに振り切る勇気はなかった。
"選んだ道を正解にする"
正解になればいいな。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?