【症例報告】アプリ婚活/運命、かと思いきや
高身長、高学歴、同い年、趣味が合う。
ばっちりなプロフィールの男性から、ちょうどいい頃にアポに誘われた。
【初戦】
待ち合わせスムーズ。写真よりインキャ寄りな気もするが、メオのコンテンツにありがちな挙動不審さはなし。珍しく、私的にはイケメンだと思った。少なくとも写真よりはイケメン。清潔感あり、毛量合格、やや中性的な顔立ちだが、高身長なので幼くはない。マッシュというのか?そういう感じの流し前髪。
私の希望でラーメン屋へ。日本各地のラーメンが食べられるところで、まずは私の希望を聞いてこちらが希望を言わなければ2択で提案してくれた。神。食券購入タイプだったのでこれは別会計だなと思ったが、奢ってくれた。マスクを取っても綺麗なお顔、なにより笑顔が素敵だった。またこの笑顔が見たいなと思った。
ラーメンをさっと食べた後は屋上へ。雲一つない晴天で、景色を眺めながら談笑。春の空気も相まって、穏やかで暖かいひとときであった。その後の行き先は特に決めていなかったが、混んでいる中でもうまいこと誘導してくれゆっくりできるカフェにたどり着いた。ふとカバンを見るとメオが好きなブランドできゅん。さらに、好きなお菓子を聞くとモンブランと言われ、なんて私と好みが合うんだろうと感激した。会話の流れで岐阜まで一緒にお花見ドライブに行かないか誘われたが、お清楚わい、なんとなくスルーしてしまい痛恨のミス。向こうが先にトイレに行ってくれたので私も言いやすくなり、向こうが帰ってきてから私も行った。そしたらその間にお会計が終わっていた。そのほかにも、ソファ席を譲る、車道側を歩く、エスカレーターでの振る舞いなど、基本的なエスコートは卒なくこなしてくれた。5時間程度一緒にいて、多少の沈黙はあったが概ね会話できた。お互い写真を見せるくだりがあり、向こうのカメラロールは愛車と実家の愛犬の写真ばかりで安心した。車はこだわっているようだったがブイブイ系ではなくスタイリッシュな感じ。
カフェで一通り話したあとは私の乗る路線まで送ってくれて、次回のお誘いあり。冗談ぽく「岐阜ですか?w」って言ったところ、わりと真面目なトーンで再度お誘いを受ける。バイバイした後しばらく歩いて振り返ったらまだ見届けてくれていた。
アフターデートはこちらから連絡。とりあえずご馳走になったお礼だけ伝えておいたところ、会う前と変わらない熱量の返信が来て、また予定を教えてほしいとのこと。なんとか予定を調整して岐阜花見ドライブ決行へ🌸
前日の時点では他コンテンツでキメにかかるつもりでいたため、今日の初戦は面倒だ思っていた。しかし今日の初戦で本症例への好感度が爆上がりになり、お清楚メオ困惑。もう一方のコンテンツにまだ会っていないのでなんとも言えないが、優良コンテンツに2人同時にあたるなんてどうしたらいいのやら。これはもうあまたのおまた(=たくさんの股、つまり二股以上することの意)不可避か!?しかし今までさまざまなNGがあったため、どちらもまだ気は抜けない。今のところ、毛量と加齢臭はクリア。出身校のネトストをしたところどちらかというと仏教系であり新興宗教ではない。反抗期時代の話もしたが暴力案件などはなし。残るはヤリモクの可能性あたりだが、初戦では判断しかねるため今後評価予定。そのほか特に気になるポイントなし。しいていえば、私の厳しいお眼鏡にかなうコンテンツなのになぜ活動をしているのかということと、転勤がありそうなこと。あと、まだ普通にアプリログインしてるがこれはお互い様。ログイン時間は短そうなのでとりあえず経過観察。
【2回目デート以降】
会う前から気遣いが感じられるラインが多かったことや、「めっちゃ楽しみ」と言われたことで、テンション↑。初回と同様、デートは完璧にエスコートしてくれて、終始気遣いが素晴らしかった。私にお金を出させることも一切なかった。運転も丁寧。「かわいい」「あっというまだった」「最高の休日」などと繰り返し言ってくれたが、告白はなし。また会いましょうって言われたけど社交辞令かよくわからない感じ。
3回目デートはこちらから誘った。誘いには応じてくれて、またもやドライブで流れは完璧。だけど、何を考えているかよくわからない。結局彼とはそのまま終了してしまった。
1回目はかなり会話が弾んだが、2〜3回目で全然盛り上がらなかったのが敗因だろうか。1回目で話し尽くしてしまったような雰囲気だった。
今回は珍しくメオの熱量が高かったため、少し落ち込んだ。でも今となってはすっかり彼の名前も行った場所の名前も忘れている。
大人の恋愛ってこんなもんなのかな。
条件でスクリーニングし、マイナスがなければ関係を進め、うまくいかなければすぐに消えてしまう。
齢20ウン歳、本当の運命の相手を探す旅はまだまだ続く。
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