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のど仏スクワットを開発!?「肺炎がいやなら、のどを鍛えなさい 」 西山耕一郎

こんな本が書棚にあったのだと、つい先日気づいた。というのも、自分で読むために買った本ではない。奥さんにプレゼントしたのだ。奥さんは、とにかく、むせる。水を飲んでもむせる。呼吸もむせる。サプリを飲むのも苦労するくらい、のどが細い?のだ。それなのに、餅が大好きなので、危険極まりない。

年齢を重ねると絶対危ないと思って、のどを鍛える本を買ってあげたのだ。ところが全然読まない。そのうち書棚で埋もれてた。これは冗談ではないのだ。私の友人のお父さんは、ハムをつまらせて突然死した。妻の親族も、最近、餅をつまらせて亡くなった。ほんとに、こういうことがあるのだ。そして、それは40代~50代から始まるのどの筋肉の衰えによるものだという。

今から、のどトレを行うことができれば、いつまでも食べる喜びを味わうことができ、誤嚥性肺炎にならずに命をつなげる。超大事なこと書いている本だ。改めて私が読んで、うちの奥さんに、のどトレを教え込むことにした。

大事なのは「のど仏」の位置

この本には、様々なトレーニングが載っているが、もっとも大事だと思ったのは、のどの筋肉の衰えは「のど仏」の位置に表れるという指摘だ。

「誤嚥というトラブルは「のど仏周りの筋肉の衰えによって起こる」ものなのです。・・・「のど仏の筋肉の衰え」は、もっとも誤嚥を進ませやすい要因だと言って差し支えありません。」(肺炎がいやなら、のどを鍛えなさい 飛鳥新潮 西山耕一郎  P38)

のど仏は男性が目立つが、女性にもちゃんとある。正式には「甲状軟骨の喉頭隆起」という名称がある。喉頭(蓋)は、食物が気道に流れ込まないように、素早くフタをする役目を持っている。喉頭を引き上げるのが、喉頭挙上筋群だ。この筋肉が、のど仏の筋肉だ。

つまり、のど仏が、しっかり上下するだけの筋肉があるかどうかは、誤嚥を防げるかどうかと直結するのだ。ごっくん、ごっくんと飲み込む際に、のど仏が大きく動いているかどうかを見よう。のど仏の筋肉が落ちてくると、その位置もずいぶん下に来るので、肝心な時に、フタが締まらなくなり誤嚥が生じやすくなる。

この本に載っている全てのトレーニングも、のど仏を上下させて、筋肉を力強くしようとするものだと思う。そこで、気づいちゃったのだ。私が、今、行っているナイスなトレーニング。

のど仏スクワット

毎日、行っているのが、この機器を使った肺活量トレーニングだ。数週間で、階段の上り下りでも息が上がらなくなったメリットがある。しかし、実は、これ、のど仏トレーニングにもなっている。

この肺活量トレーニンググッズの面白いところは、呼気ではなく、吸気を鍛えるところだ。つまり、この筒状のツールを介して、思いっきり息を吸うことで、呼吸筋を鍛えていくのだ。その時、鏡を見ながら行っていると、のど仏が大きく上下していることに気づいたのだ。まさに「のど仏スクワット」とでも言える状況だ。

今までは、肺活量を鍛えるためだけに使用していたのだが、意識すると、のども相当鍛えられる。ちなみに、このツールは奥さんも使っているが「肺活量は鍛えられないが、のどが痛くなる」と言っていた。そう、のどの筋肉に負荷がかかっているのだ。これは良い!と、一人で大はしゃぎだ。

今のところ、上記のツールでレベル30くらいの負荷をかけて行っているが、まだまだパワーブリーズの最低レベルにも達したくらいだ。年末までには、パワーブリーズ(赤)を購入して、スーハースーハー鍛えまくろうと思っているところだ。のどの筋肉まで鍛えられるって、知っている人いるかな?

一石三鳥のスポーツボイス

もうひとつ、この本で初めて知った語彙がある。「スポーツボイス」だ。これはビートの強い音楽にノリながら、身体を動かしつつ発声する訓練だ。歌って踊れるアイドルって感じかな。テレビを見ながら、アイドルを見て「歌下手だな~」とか言っている人たち、踊りながら歌ってごらん。まったく息が切れて声が出ないから。

これがスポーツボイスだ。楽しそうだ。

ノリノリで踊りつつ、ボイストレーニングを行えば気分もよくなる。このトレーニングで咀嚼力の改善や、嚥下機能の改善が見込めるというデータも出ている。そこで、私も、これを応用することにした。

近所迷惑になるので、大声で歌いながら踊ることはできないが、ノリノリの曲を流しながら、肺活量トレーニング、なおかつ、浅めのスクワット!(手を振りながら)を行うことにしたのだ。まずは10分試してみたが、かなり運動になる。これは立派な有酸素運動になっていると実感した。音楽ってのは力があるもんだ。退屈だった肺活量トレーニングも、すっかりノリノリになった。同時に体力もつくんだから、これは良い方法だ。

「のどトレ」本を読んでいたと思ったら、いつの間にか、肺活量トレーニングのツールを口にくわえて踊りながらスクワットだ。まあ、うちの奥さんの良いところは、こういうのには、絶対ついてこないところだ。あまりに、思い付きで色々なことをやりすぎるので、1年続いたら追随することにしているのだそうだ。奥さんのために始めたのに、夫の愛を分かっていないね。

よし、そろそろ踊る時間だ。

#のど仏スクワット #肺炎がいやならのどを鍛えなさい   #西山耕一郎   #のどの筋トレ

大人のADHDグレーゾーンの片隅でひっそりと生活しています。メンタルを強くするために、睡眠至上主義・糖質制限プロテイン生活で生きています。プチkindle作家です(出品一覧:https://amzn.to/3oOl8tq