周りが”やりやすい”と思えるような環境設定をするために〜 管理しない会社がうまくいくワケ〜
自分の成長に目を向けるのもいいけど
あの、『自分の小さな「箱」から脱出する方法』で有名な著者が、ビジネス編として書いた著書『管理しない会社がうまくいくワケ』を読みました。
本書のテーマは
内向き志向(自分のキャリアアップに繋がるかどうか)ではなく、外向き思考(集団で利益になるかどうか)でビジネスは考えようぜ!
ということ。
どういうことかというと、多くの企業を人間関係の面からみてきた著者からすると、業績が毎年高い企業というものはリーダーが
まわりの人の状況に目を向ける
相手の役に立つよう適した努力をする
相手に与えた影響を評価する
の3点をしっかりやっているのだと言います。
何より、リーダーが「謙虚」であり自分の利を超えて相手のために寄り添えるというスタンスが働きやすい環境を作り、相手のためになるような行動ができるのだと言います。
相手に変わることを期待してはいけない
中でも大事なのは
自分から変わって上のような行動をとにかくとる
ということ。相手に変わってほしいと説得するのは相当影響力がないとできないことですし、受け入れてくれても間違った解釈をするかもしれません。
であれば、知った人からやることが大事になるかなと。
人間は伝染する生き物であり、影響される生き物であり、適応する生き物ですから、誰だって行動で影響を与えることが少なからずできるものです。
だから自分自身が、相手に変わってほしいという期待は捨てて
・課内の負担を軽くするような仕事をする
・評価基準も成果中心にし、成果をあげたらすぐに祝う
・自分自身もコントロールできるように工夫する
などなど、自分なりにできる工夫があるはずです。
思考停止をせず、試行錯誤して切り開きましょう。
歴史をみても、人間は試行錯誤を繰り返して「余裕」を作り、その余裕を元にさらに「余裕」を生み出すことで発展してきた生き物です。
私も最近考えることが少なくなってきたので頑張ります。
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