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私は『自由』になりたいのか?〜自由の語源から考察する〜

『自由』は元々仏教用語だった!

自灯明

自由になりたい・・・・そんな風に思ったことがない人はあまりいないように思えます。改めて自由とはなんだろうと思うと

「好きな時間に、なんでもできること」という結論になりました。いつでも寝れて、本が読めて、映画が観れて、飯が食えて・・・・ということがいわゆる一般的な『自由』なんじゃないかなと。

そんな『自由』なのですが、調べてみるとなんと最初に唱えたのはお釈迦様だというじゃないですか。また、興味深いことに自由の意味も世間一般の意味とは大きく離れていて、言葉の通り「自らに由(よ)ること」なんだとか。

「由る」とは「よりどころ」のことで、自分をよりどころとするのが『自由』なんですって。なんだかよく分からないですねえ。

自らを照らす灯となるのが、『自由』への道

一人

ここからは完全に自分の解釈込みの話になるので、はっきりいって仏教に詳しい方には気持ち悪く聞こえるかもしれません。

自由に到るにはお釈迦様の『自灯明』の教えというものが参考になります。自らを照らす灯として生きることですね。つまり、自分が頼りになる存在になる、と。悩みとか迷いのない自分に成長するための道をお釈迦様はしっかりと説いています。

仏教では、いろいろな欲望や迷い悩み多いこの現実世界を「此岸」(しがん)といい、苦しみのない理想世界を「彼岸」(ひがん)と教えます。迷いの此の岸を去って悟りの彼岸に渡り達するという意味になります。

この彼岸に達する道をお釈迦様は説いており、彼岸に渡る方法として、

1.布施(めぐみ)
2.持戒(つつしみ)
3.忍辱(しのび)
4.精進(はげみ)
5.禅定(しずけさ)
6.智慧(ちえ)


の六波羅密、「波羅蜜」とは簡単に言えばその道に到るまでの修行のことなので、6度の修行のことです。この6度の修行を極めることが彼岸、つまり自灯明への道なんだとか。

一つ一つ端的に解説すると

1.布施(めぐみ):与える心を持つ精神性。見返りを決して求めず、純粋なるギバーとなること。

2.持戒(つつしみ):自分で定めた戒律をもって行動すること。自己規律に従うこと。有名なのは『フランクリンの十三徳』。

3.忍辱(しのび):辱めを受けても相手に悪意や怨みをいだかないでよく耐え忍ぶ道。

4.精進(はげみ):正しいことに向かって怠ることなく努力すること。自分が何を目指したいのかという方向性もまた重要。

5.禅定(しずけさ):身と呼吸を調え心が静かに坐ること。心を静かにし、よく観ること。

6.智慧(ちえ):仏の深い洞察力のこと。これは数多の勉強によって身に着けるもの。

確かに一つ一つが実に長い道のりに見えますね・・・・。

人生は長いし、一つ一つしっかり腰を据えて臨んでみるのもいいかも・・・

まとまりがないからこれはもっと詳しく調べてみます!個人的にめちゃくちゃ興味ありますし。

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