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自由な活動の中で子供たちを育てる教育・モンテッソーリ教育【日本メディカル心理セラピー協会】


最近、幼稚園や小学校などの教育の場で導入されている「モンテッソーリ教育」。初めての子育てのママたちにとっては、よくわからない方もいるのではないでしょうか?ここでは、「モンテッソーリ教育」とはどのようなものなのか。子供にとっていいのか、悪いのかお話させていただきます。

自由な活動の中で子供たちを育てる教育


モンテッソーリ教育では、子供達に自由な個別活動を促しています。自発的に行動させるために、子供の知的好奇心を刺激し自由な環境を整えるのです。さらに、自分のしたいことを自分で考えて活動し子供が納得するまでその子供のやりたいことをさせます。

3歳差の縦割りクラス、異年齢混合クラスで子供同士から学びを促します。年下の子供は、年上の子供の行動を実際に見て自身で学び、年上の子供は、年下の子供のお世話をすることで学びます。

モンテッソーリ教育の5つの柱

日常生活での体験から自立をさせる
日常生活で身近にある、洗濯やアイロンがけなどいろんな体験を通して子供自身の生活を親に頼り切りの状況から自立させます。この時に、子供が使えるように子供用の教具を使い、子供の好奇心を刺激します。さらに、本物の道具を使うことで物を大切に扱うことを学ばせるのです。

感覚教育
モンテッソーリ教育では、子供は3歳~6歳で視覚、聴覚、触覚、臭覚。味覚の五感が急激に発達する時期であるとしています。感覚を発達させることは、知的な活動の基本となります。これは、モンテッソーリ教育の中で特に重要とされています。

言語教育
子供の興味を持つもの、その子にあったゲームや言葉遊びを通じて展開させていきます。言葉の基本、「話す」「読む」「書く」からさらに、「文法」「文章の構成」なども小さい時期から学びます。

算数教育
感覚で理解しやすい数の量から導入します。数字と単位、量を理解させることを目的としています。

文化教育
様々な分野の能力を育てます。モンテッソーリ文化教育の教具に、「太陽系の惑星の模型」や「世界地図・日本地図パズル」、「動植物の絵カード」などがあります。

モンテッソーリ教育のメリットとデメリット

モンテッソーリ教育の良い点と悪い点についてお話します。

モンテッソーリ教育のメリット

・個性が伸びる、人とは違うと阻害されない
・自己肯定感を高めることができる。
・情緒的に安定して、前向きに取り組めるようになる
・自分で考え、自分の気持ちを伝えることができる
・問題に対して、自分で考えて解決に導けるようになる
・集中力がつく
・社会性や協調性が高まり、年の差や性別に関係なく仲良くできるようになる
・たくさんの教具に触れることで手先が器用になる

モンテッソーリ教育のデメリット
・集団行動が少ないので、他の子供と同じようにする経験が少なくなるため、集団行動に戸惑いが生まれる

・モンテッソーリ教育を導入している現場での方針や職員の能力にばらつきがあり、教育効果の差が生まれている

まとめ

モンテッソーリの教育は、幼児期だけが重要視されるものではなく大人になってからも続きます。幼児期は、大切な基盤をつくる時期です。このプログラムは、将来の人格完了期に向けて完成するので子供の頃にこの教育を受けたからと完了するものでなく、24歳まで意識続けることが大切とされています。

日本メディカル心理セラピー協会にはチャイルド心理カウンセラーの資格があります。こちらの公式サイトから確認できるので、チェックしてみてくださいね。


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