【15: 由末イリ】美術館のすゝめ
(写真は最近うまった模写練習クロッキー帳)
抹消やだ🎶
とか言っていたら、抹消されちゃったお友達がいるみたいですね……;;次の彼に期待。
みんな元気ですか?僕はある程度元気ではあるのですが、少しあつくなってきた影響(?)で、とても眠い日々がつづいています。無限お昼寝日和……💤
これからもっとあつくなると思うけど、冷たいものを食べたりして、がんばろう~(この記事も、冷たい水や甘いフラペチーノなどを飲みながら、リラックスして読んでくれたら幸い)
さて、最近は特にイベントなどもあまりなかったので、今回は自分のここ数年の好きな場所のひとつ「美術館」について書いてみます。
元々、イラストやロゴデザインに興味のある学生ではあったのですが、『美術館』となるとなにかとても敷居の高い施設のように感じてしまい、(クリエイターとしては行ってみた方がいいのかもしれないけどな〜……)と数年前まで足踏みしていました。
しかし、思い切って足を踏み込んでみると、ネットで事前に見ていた写真よりも数段鮮やかで魅力的な絵画や、非日常的な光景が拡がっていて段々と惹かれていったのです。
最初こそ、(正しくメッセージ性を理解しなくては……!)と身構えて鑑賞に臨んでいたのですが、色々な壁面の解説や、音声解説(大きめの美術展だとだいたい有料でレンタルできる)を視聴するうちに、どうやらあまりにも高尚だとどこかで思っていた昔の芸術家たちも、今のクリエイターや鑑賞者と同じような悩みにぶつかっていたり、息抜きをしていたり、人間らしい失敗や意見のぶつけ合いをしていたりすることに気づいて、ぐっと身近に感じるようになりました。そして、むしろ「色使いが綺麗〜」「かわいい」など気楽に鑑賞しつつ、気になった作品は『どういう背景で作られたんだろ〜』と調べたり想像できるようになっていったのです。
例えば、昔の芸術家も考えのあう仲間たちと集まって展覧会を開いたり、集まってご飯を食べてお互いに影響を与えあったり、ときには助け合ったりしていて、それってオンラインが主になってきただけで、ボカロPが好きな仲間たちを集めてサークルを作ったりコンピレーションアルバムを制作したり、特定の合成音声のブームが起こったり、にちょっと似てるなって思ったりして……足を運ぶ回数が以前より増えていきました。そうしている内に、この人って前あの人の解説で師匠って書かれてた人だ……たしかに雰囲気似てるかも……!、とかまた別の楽しみ方も少しずつできるようになってきました。
僕も美術系の大学にいた訳ではなく、そこまで詳しくもないため、あまり深いことをいうと間違いを指摘されそうで怖いので、軽く読んでもらいたいのですが
数年前にAI技術によってクリエイターの制作が脅かされるかも……のような話題が騒がれ始めた時期に、ふと(写真が登場したときって、似たような状況だったんじゃないかな……)と思い、おおよそ時期の近い印象派やキュビズムなどの展覧会を開催している美術館に足を運んでいた時期があります。
写実的な価値が脅かされた(それまでの肖像画も写真を撮れば良いという価値観の人が増え始めた)時期にどうやって画家たちは次に進もうとしたのかが気になって、何度か訪れたり各所の解説を読んでいるうちに、やっぱりそれまでよりもさらに「個性」が大事になってきて、そこを伸ばしていった画家が(結果的には)評価されているような気がしたのです。
それもあって、自分の個性や好きなことをたくさん考えて、探究していった先にへるmpやアウテージがあったりするので、本当に僕の活動にとって美術は大きな存在です。(探求はまだまだずっと続くけどね~)
あとは、最近はもう少し興味が現代美術に移ってきて、そういった展覧会にもよく足を運ぶのですが、そういった展覧会を鑑賞する際は、「わ!日常で見かけない空間(部屋)が広がってる!!」って感じで、非日常を味わう気持ちでいます。なので、本当にみんなが思うほど難しいことは考えていなくて、「自分が好きな作品はどんな色とか形が多いかな〜」とか「アイデア面白い。。!」とか思いながら鑑賞しています。本当に、もうなんならボカロ曲を聴くような感じに近いかもしれません。「あんまり分からないけど、なんか好きだし、すごくこの作品のメッセージが気になる……」って思って、解説を読んだり作者のバッググラウンドを調べるのも、曲の意味を理解したくて歌詞の中の難しい言葉を検索したりSNSを追ったり、考察したりするのとちょっと近いかも……!って思ったり……
リスナーの方もクリエイターの方も、美術館は好きな人にはとっても居心地のいい空間だと思うので、もし少しでも気が向いたら気軽に足を運んでみてくださいね〜!ミュージアムショップにある作品のポストカードとか、たまにある展覧会の記念ガチャガチャもかわいいから、おすすめ……!
次週はアルセチカ……!
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