見出し画像

「量から質へ」

私が生まれた1965年は高度成長期の真っ只中で、日本で初めての五輪が開催されたり、大阪万博もかすかながら記憶があります。10代の後半から20代にかけてはバブル景気を経験し、まさに「成長」を体感してきた世代です。

その後、平成になり「失われた30年」を経験したにも関わらず、相変わらず「成長」を目指し、大量生産、大量消費に明け暮れた末、地球環境にもダメージを与えることになりました。

「成長」とは生まれた子が思春期にかけて見違えて大きくなるように、量的に増加することです。しかし、「成長」は一定のところで止まります。その後は、量ではなく質的に高まりを追求する「成熟」へと向かうべきなのに。

量を追求するあまり、質をほったらしたツケは、この国の文化的な成熟にあまりにも大きなダメージを残したと私は思っています。簡単で、わかりやすく、時間がかからないものばかりが重宝がられる。確かに便利にはなりましたが、私は質的に満足できないのです。


I have a dream. 私の「夢」は、日本に活動家を養成する学校をつくることです。 私の「モットー」は、Life is Art. Life is Play. -生活をアートできるようになれば既に幸せ-