児童虐待を受けた子どもの特徴
あなたの子ども時代は、
幸せでしたか?
未だに、心に蘇る過去の
つらい思い出はありませんか?
昔は、学校の先生から身体的に
影響力を受けることも
珍しくありませんでした。
今では、体罰は大きな問題です。
また、ニュース等で、
私たちは、幼い子どもが
虐待の被害を受けた事件に
心を痛めます。
本当に、つらいですよね。
乳幼児期に虐待が行われた場合、
身体や心が発達せず、
様々な影響が表に出てきます。
身体的外傷だけでなく
栄養や感覚刺激の少なさ、
発育の障害、
発達の遅れなどが見られます。
愛情の要求が満たされないために
情緒が不安定になり、
対人関係の面で障害が出たり、
トラウマを抱える場合もあります。
【虐待を受けた子どもの特徴について】
虐待を受けた子どもの行動には、
次のような特徴があります。
〇必要以上に大人に甘える
大人との関係においては、
だれにでもべたべた
甘えてくることや、
親密な人間関係が結べない
ことがあります。
〇人と親密な人間関係を
築くことを避ける
友人や異性など、
親密な関係を築く段階になると、
意識的・無意識的に
相手を回避することがあります。
〇わざと困らせる
わざと大人を
困らせるような言動をとって、
その大人がどこまで
自分に目を向けてくれるか、
受け入れてくれるかを
確かめることをします。
〇立場の弱い存在をいじめる
自分より幼い子や弱い存在の子を
いじめたり暴力を振るったり
する傾向があります。
〇大人を挑発する行動
自分の親との関係を
他の大人で再現するように、
大人の怒りや暴力を
引き出すような挑発的な
言葉や態度をとることもあります。
〇自己評価と感情コントロール
対人関係だけでなく、
極端な自己評価の低さ、
その逆に過度の自己主張、
攻撃性の高さや怒り、
感情抑制の困難さなどが見られます。
【サポートについて】
虐待は、子どもに
様々な影響をもたらします。
上記のような特徴の出現する時期は、
被った虐待の種類や時期、
頻度などにより異なります。
個々に合わせて、
長期的に複数の場所や
人によるサポートが必要です。
親との関係は、
どんなことがあったとしても、
容易に断ち切れるものではありません。
親自身も虐待を受け
育ったケースが
少なくないことも
考慮する必要があるでしょう。
子どもだけでなく、
親への心理的、
教育的支援など
包括的なサポートが必要です。
子どもは、
社会や地域の宝物です。
未来の希望です。
必要な支援を怠らず
見守っていきたいですね。
メンタルオフィスKaze(カゼ)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?