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春から新社会人になる人へ

ストレスフルな社会で、自分の身を守る3つの心得
1 メンタルを保つことが大切であること
2 意識していたとしても、メンタルの不調が生じる可能性があること
3 メンタルの不調が生じた場合には、適切な対応を取る必要があること

この3点を覚えておいてほしい

1 メンタルを保つことの大切さについて
物事を思い通りにコントロール出来ないほどストレスは強くなる。新社会人は当然自分の裁量でコントロールできる事は少なく、業務内容も帰宅時間も周囲に影響されてしまう。

そういったストレスが、徐々に蓄積していく可能性がある。場合によっては仕事の外での人間関係に悪影響を与えてしまうこともある。これまで大切にしてきた人たちとの関係を、これからも大切にしていくことを忘れないようにしてほしい。家族、友人、パートナーなど。感謝の気持ちを忘れないこと。

そのためにも、自身のストレスの状況を把握し、発散や対処を考えていく必要がある。

2 メンタルの不調が生じる可能性が自分にもあると認識しておく
メンタルの不調を経験した人が良く言うのが、「まさか自分が」「そこまでストレスだとは考えていなかった」「うつは自分と関係ないと思っていた」など。

しかし、「この程度は乗り越えなければいけない」「逃げたら負け」などと考えて、結果的にメンタルの不調をきたす人はたくさんいる。自分が抱えきれる以上のストレスがかかれば、誰でもバランスが崩れて不調をきたす可能性はある。

不調の現れ方は様々で、体の症状として出たり、気持ちの変化として出たり、行動として現れたりする。でもそれらがストレスから来ていると気が付かなければ、ストレスは毎日かかり続けてしまう。

気付いた時からでもいいので、不調に対するケアをするように。早い段階で対処すれば、回復も早くなる可能性がある。

3 メンタルの不調が生じたら、適切な対応を取らなければいけない
それでも、メンタルの不調をきたしてしまうことはある。そうなってしまったとしたら、それは仕方のないことであり、決して自分を責めたりしないこと。

適切な対処によって、回復の可能性は十分にあるので、まずは自分の状況をしっかりと把握し、対処を取っていくこと。どういった事がどの程度自分にとってストレスとなっているかを把握するとよい。そしてそのストレスがどうやったら少しでも軽減するかを考える。

考えが思い浮かばなかったり、どうすることもできないような状況に置かれてしまった場合には、第三者に相談して受容してもらうとともに、一歩引いた視点で助言をもらうとよい。もちろん、医療機関等への相談も含まれる。

乗り切る見通しが立たないような場合には、一旦その状況から離れ、とにかくストレスを軽減させてメンタルの回復を優先させることが必要である。具体的に言うと、部署移動・休職・退職などである。

誰かが言ってくる可能性があるので、先に言っておくが、「逃げだ、甘えだ、他でもやっていけない」などと言う上司は、あなたのために言っているのではなく、その人自身の保身のために言っているにすぎない。本当にあなたのためを思っているなら、具体的な方法をアドバイスしてくれるはずだ。

「逃げること」は弱さではない。状況を見極めて冷静な判断を下すことは、とても大事なこと。チャンスは1度きりではない。他のチャンスがあとからまたやってくる。全く同じ環境でのチャンスというのは1度かもしれないが、今の仕事、今の職場、今の上司の元でなければ絶対にダメだと固執する必要はほとんどないと考えて良い。違う環境で、また違う仕事を、違う人たちとやればよいのである。

以上のようなことを意識してメンタルを保っていくことができれば、楽しくて充実した社会人としての生活を送ることができ、これまでの学生としての生活以上の喜びを得られるだろう。

みなさんの活躍を期待しているとともに、応援しています。

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