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理の力

斎藤英喜『いざなぎ流祭文と儀礼』を読むと、理(ことわり)の意味合いが分かります。

と言いますのも、いざなぎ流の太夫が祈祷する際には、先ず山の神の祭文を詠みあげます。その後に願いを詠みます。

これはすなわち山の神の祭文で、これから詠みあげる願いが叶うという理を作るのです。そして理が出来たところで願いを詠みあげるのです。

いわゆる護摩焚きも護摩焚きの儀式で理を作り、それと同時に願いを詠みあげるのです。

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