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支えている人へ

うつ病を患う家族やパートナーを支えている人へ

もしあなたが ひどい虐待をしてしまったとか
耐え難いような苦しみを与えたとか
そういう根本原因がないのなら
あなたは何も悪くない。
うつはあなたのせいではない
それははっきり言える。

最初はわからない。 
疲れているのかな?と思うぐらい。 まさかそれがうつ病の始まりだなんて・・。
笑顔が消えていく。 
その様を、家族は周りで見ている事しかできない。
なぜ、気づいてやれなかったのか。 
家族もまた、自分を責めてしまうのです。

「安心して」と家族が言っても、本人はまず信じない。
栄養豊富な食事を作っても、要らないという。
元気づけようとする言葉は、逆効果。 
それどころか、死を仄めかす言葉に、右往左往する。
だから、支える人を支える事も必要だと思います。

うつ病という病気の正体なんて、
本人がすべてを分かっている訳ではないのに、周りが分かるはずもない。
それでも熱心に取り組めば取り組むほど、無力感を感じる事の方が多い。
それに加えて、死への不安と恐怖。 
家族が、パートナーが耐えきれなくなる。
支える事。 
幾重にも。 
大切な人を。

本人が家族やパートナーに言えないことがあるように、
家族やパートナーにも本人に言えない話がある。
言いたい事を言えば、傷付けるだろう。 
だから、黙る。 
辛い事も、嫌な事も、呑み込む。
だから、言葉にできない声を聴いてくれる人を作ろう。
状況を分かってくれて受け入れてくれる友達でもいいし、
利害関係はないけれど共感してくれるSNSでもいい。
家族も、誰かと繋がることが大切だと思う。
あなたがまず、健やかであって欲しいから。

「してあげている」
支える側の人が思ってしまったり、口に出してしまうこと、
一度はあるでしょ? 
気持ちはわからないでもない。 
でも、避けたい言葉。

「してあげたい」
あなたの本心はこっちじゃない? 
承認欲求は二の次。 
支えたいから、支えてる。

言葉だったり気遣いだったり、掛けても届いているか不安になる。
家族やパートナーなら、そういう経験をしていると思う。
うつの時はいっぱいいっぱいなので、全部は受け止めれない。
でも、心のどこかにしっかり残っていると思う。 
直ぐには無理だけど、いつかきっと生きる糧になる。
いつか笑顔に。

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