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就活で何かしら悩んでいる人へ
今日は、主に就活生(23、24卒)あたりの人に向けて書いてみます。
就職活動をやるにあたり何をしたらいいのか、どうやって企業を決めたらいいのか?といったことを、僕の体験も交えながら簡単にまとめてみようと思います。
最近ちょこちょこ就活の相談を受けたりする機会も増えました。
そこで自分の就活の時の話だったり、今は主に20代の転職キャリアアドバイザーをやっていて「就活時の後悔」している話も聞くので、それを発信することで多少役に立てるのでは?と感じたこともあり、書いております。
順を追って、
ざっくりどんな準備をすればいいのか?そしてそれらを進める上でのポイントを簡単にまとめています。
何か一つでも参考になれば嬉しいです。
①どこから手をつけたらいいのかを知る
まず全く就職活動を考えてこなかった人が当たる壁がここだと思います。もし、就活開始まで時間があるのであれば「自己分析」から始めてください。自己分析は簡単に言えば「自分を知ること」です。
・日常で楽しいと感じる瞬間は?
・よく人から褒められることは?
・どんな大人になりたい?
(好きなだけお金があって全て実現できるとして)
やり方は色々ありますが、例えば上記のような質問を自分に投げかけて考えてみてください。
楽しいと感じる瞬間は?
(ゲームをしている時、友達と何かの話をしている時、野球のバッティングをしている時...など)
これは「自分の好きなこと」「興味関心」を問う質問です。しょうもないことでもいいので書いてみると、ある程度共通項が見えてくるはずです。
それは時には時間を忘れて没頭するくらい熱中することだったりします。
逆にいうと、仕事や日常でその状態を作れれば、自ずと成果に繋がりやすかったりする。まずは身近なところから自分のことを知っていきましょう。
よく人から褒められることは?
これは自分の「得意なこと」を見つける質問です。例えば僕の場合は「人の話を聞く、引き出すことが得意」など。
仕事に置き換えてみると、顧客の求めていることや悩んでいることを引き出したりするような「営業職」に適性があるのでは?と考えることができます。
どんな大人になりたい?
自分が憧れている、尊敬している人はいますか?身近な人でも、有名人でもOKです。
名前を挙げたら、その人の「どんなところを尊敬しているか」を言葉にしてみましょう。それは自分がなりたいと思う理想像だったりします。
もし出てこなければ「こんな大人にはなりたくない」でもいいです。人の悪口ばかり言う大人にはなりたくないなど。
例えばこれを裏返すと「人の悪口を言わず、人の背中を押せる人。自分のやるべきことに常に熱中している人」などと言い換えることができます。
ここまで出来れば、ある程度企業との「ミスマッチ」は防げるはずです。上記が前提としてあれば、少し企業の見え方も変わってくると思います。
②企業を知る
次にこちら。「企業を知る」ということです。これは意外とできているようでできていない人も多いとおもいます。
例えば、今気になっている企業があったとして、その企業の「ビジネスモデルを教えてください」という質問に答えられますか?
答えられなかった人は要注意です。
なぜなら、印象面だけで企業を決めている可能性があるから。
「人事や働いている人の印象がよかった」
「なんかかっこいい仕事ができそう」
「裁量があると聞いているから」
これらだけで決めていませんか?確かに最終的に決める上で一つの判断材料にはなりますが、それだけで決めてしまうのは危険です。
なぜか。例えば
「人が良かった」という項目で言うとあなたは人事の人と一緒に働きますか?おそらく大きい会社なら可能性は低い。
あとは、決め手が仮に優秀な社員の人だったとしても、その人が1年後には転職するかもしれません。
「なんかかっこいい仕事ができそう」これは、企業のブランディングが上手なだけかもしれません。
もちろん社会貢献性の高い、力が身に付く企業の可能性もありますが、それと個人の適性や実際にカッコいい仕事か?はイコールではありません。
「裁量がある」これも注意です。大抵の企業は裁量があると言います。なぜならその方が就活生の数が集まるから。
けれども「具体的にどういう裁量があるか」であったり、「新卒が100人いて、何人がその求めている役割を任せられるのか」というところまでできれば見極めた方がいいです。
なぜなら、上記の例でいうと100人の新卒のうち、3年以内にリーダーになれるのが1人だけ、という可能性も全然あるからです。
これも「成果を出したら新卒に裁量を与えるよ」と人事は言えてしまいます。
極端な例ばかりで恐縮ですが、上記のような印象論で決めてしまうのはあるあるなので、要はちゃんと企業の「中身」も正しく見極めようね、という話です。
③面接のポイントを知る
ある程度方向性が決まれば次は「面接」です。行きたい会社から内定をもらう。これに関して確実にやるべきことは「どういう人が内定が出て入社しているのか」を研究することです。
大抵の企業は、どんな人が新卒で入っているのか?のインタビュー動画や記事が上がっているはずです。あれらをたくさん見ます。
多少脚色されていることも多いですが笑、大体の場合、会社からの期待が高い人、活躍している人が出ているはずです。
そこで、その人の「最終的な決め手」「どんなことをやった人なのか」「学歴や学生時代の経験」などできるだけ材料を集めます。
これを複数人やれば、何かしら共通点が見えてくるはず。
そうすると、それは「その企業が欲しい人材」とも言えます。これらを事前に把握した上で、「自分のどんな長所や経験をどのように伝えたらいいのか」を見極めることができるので、自ずと面接突破率を上げられるはずです。
その他、細かいテクニックはありますがここでは割愛します。
④最後の決め方を知る、決める
最後はここですね。仮に内定が出たとしてどうやって決めるのか。これは個別性が高いのでなんとも言えませんが、一つ言えるのは「入社して5年後の自分」がなりたい姿かどうか?を考えてみるのも手だと思っています。
内定先に「新卒5年目」の方がいれば、その人が一つ入社後の基準になりますよね。話を仮に聞ける機会があれば、色々と聞いてみるといいでしょう。それが憧れる姿であれば入社後のイメージも湧きやすいと思います。
逆に「新卒5年目-20代後半の活躍している人がいない会社」は見極めが必要です。
なぜなら、入社後に会社に見切りをつけてごっそり辞めている可能性がある。(そもそも新卒を取ってない等もあるので一概には言えませんが)
辞めた人の理由が「次のステップとして」健全に辞めていればいいですが、年功序列の風土に嫌気がさして、とか、あまりにもひどい労働環境で辞めている、などの可能性もあります。
これらを望んでいる場合は問題ないですが、しっかりと見極める必要はあるでしょう。
それらの材料を集めたら、最後は「そこで働きたい」と思えるか。そして「自分で決める」ことが大事です。なぜなら自分で決めたことであれば納得ができるからです。
ある意味で「自分の選択を正解にする」という気持ちさえあれば、2-3年全力でやって方向性を仮に間違えたとしても、全然やり直せます。転職市場を見ていてそれは間違いないです。
そのくらいの気持ちで最後は飛び込んで行った方が、結果的に得られることも多いはずです。
最後に
以上ざっくりですが偉そうに書いてしまいました。ただ、これらは実際に25,6歳の転職者を見ていて実は「新卒時の就活で後悔していること」だったりします。少しは参考になったかな....
一つ偉そうにアドバイスできるとしたら、学生時代に大事なのは自己分析できるだけの「材料」をたくさん集めることだと思っています。
要は経験です。こういうことが得意だったな、好きだったな、逆に人よりも苦手だった、全然気持ちが乗らなかった....など自分を知る材料がたくさんあれば、それだけ自己分析の精度を高めることができます。
なかなかお金がなかったり、ご時世的に色々やりにくい....などはあると思いますが、できることはたくさんあるはずです。
なんとなく興味あったけどやれてないことや、気になっていること。なんでもいいので、とにかく一つずつやってみてください。
飛び込んでみたら、案外楽しいですよ。
もし悩んでいることがあれば、僕でよければいつでもお話は聞きますので、noteのコメントにでもご連絡ください。
それではまた!
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