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今さら『魔王様、リトライ』を読んでみた①

アニメ『魔王様、リトライ』の原作ライトノベルを最新8巻まで読んだのでボチボチと感想と解説を上げていくよ。


概要紹介

"バトルランナー"(’87)みたいな設定のデスゲームらしい

ゲーム内転生/転移物。作者の神崎氏はシリーズ累計1100万部の人気作 "オーバーロード" の2次創作で人気となり本作は初のオリジナル作品。サ終時にログインしてたゲームのキャラとして異世界に飛ばされる点は "オバロ" と同じ。

'22年10月現在で小説8巻とコミック10巻が刊行。シリーズ累計130万部。概ね原作2巻までの内容が'19年にアニメ化。チープで古臭いギャグ描写が多いけど基本はダークファンタジーというとアニメしか見てない人はびっくりするかな?

本作はオバロから強い影響を受けてるけど相違点も多くそこが作品理解の妨げにもなってるよ😅特にアニメでは不穏な世界観の関連シーンがごっそり削除され主演CVの津田健次郎氏の熱演もあってナンセンスギャグ漫画風に処理されてるね。

予算の制約による次善の選択であり作画もアレで円盤は爆死だったけどお気楽B級作品としては好評で今も定期的にネットで無料配信中。コメントを見ながら流し見する分にはちょうど良いかな?😆

アニメ(原作2巻まで)のあらすじ

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主人公の大野晶は30代半ば

ゲームクリエーター大野晶は自作ゲーム "INFINITY GAME" の最後の瞬間に立ち会っていたが終了時刻に謎の大森林に飛ばされてしまう😲しかも水面に映った自分の姿は "GAME" でプレーヤー達に "魔王" と呼ばれていた九内伯斗(45)というNPCのボスキャラだった、という有り勝ちな導入部😅

そこに生贄に差し出されたアクという少女(13)と彼女を追ってきた悪魔王がタイミング良く登場。九内(晶)は悪魔王をチョチョイのチョイと退治しアクの申し出により2人の冒険の旅が始まるというのがこのお話の第1話。

良くはわからないけどアクはラスボス?みたいよ😁

オーバーロードとの相違点

主人公と時代設定
O: 鈴木悟。20∼30代?2138年のフルダイブ型RPGの1プレーヤー。実生活では下層民で身寄りも友人もいない。超格差&超管理社会で環境破壊もひどく生きる意味さえ感じられない😱
M: 大野晶。30代半ば。2016年のMMO-RPGの制作&運営者。外資系大手ゲーム会社に勤務し待遇も悪くはない様子。家族関係は不明だが実生活でも友人(ゲーム仲間)がいて家に行ったりしている。女性との交際経験もあった模様🧐

不穏な伏線はEDの背景でサラリと流すだけ

主人公とアバターの関係
O:
鈴木悟は何らかの精神支配を受けているらしく感情の起伏が限度を超えると強制的に鎮静化される。鈴木と元ゲームアバターのアインズの人格の境界は曖昧。というより鈴木の人格は次第にアインズと一体化してる印象🤔
M: 大野晶の自己同一性は保たれていて大野は常に九内の振りをして元NPCの側近たちを煙に巻いてるが次第に異変を感付かれている🤣ちなみにサブキャラの霧雨零の心身はまだ制御できていない。指輪💀に封印され非常時に覚醒する怖い声の人は本来の "魔王" 九内伯斗の人格😱

結末は?(ややネタバレ)
O:
 まだ少し続きそうだけど作者は既に "俺たたエンド" を公言してるようだし鈴木君も帰ったところで…といった境遇なので世界征服してもギルメンとは会えないまま更なる異世界にでも攻め込むんじゃないかな?😭
M: 作者の中では最初から結末は決まっているそうで既に小説8巻で2016年の日本を支配してる?超越者の存在と大野晶自身が "特別な存在" であることが示唆されてるよ。説得力や妥当性が感じられるかは別として諸々の謎と伏線は回収される模様😆

という訳でたぶん次回へと続く


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