メンズ脱毛サロンでやってはいけないクチコミの集め方9選
『集客につなげるために頑張ってクチコミをいただかないと!』
今回はこんなふうに考えている個人経営のメンズ脱毛サロン様向けの内容です。
お客様からいただく「クチコミ」は間違いなく集客の重要な要素。
でも、集め方に問題があると役に立たないどころか、SNSなどのアカウントが強制停止されることにも...
今回は集客にマイナスに働きかねないクチコミの集め方を9つ紹介します。
心当たりがないかどうかぜひチェックしてみてください。
1. Googleのクチコミに謝礼を贈る
これが今回紹介する9つの中で一番ヤバい集め方です。
『嘘だ…』と思ってしまった方は、このセクションだけでもしっかりと読んでください。
Googleマップ内のクチコミは、検索でご来店されるお客様の強烈な来店動機につながっています。
なので、いかに高評価のクチコミを書いていただくかに必死になるサロン様も多いかと思います。
でも、Googleのクチコミに対して料金を割引したり粗品を進呈したりするのは「規約違反」になります。
詳しくは以下のページを参照してください。
これは最悪の場合Googleアカウントが強制停止されるリスクのある方法。
Googleへクチコミを書いていただく際は「必ず無償で」お願いをしましょう。
2. 商用利用の承諾を得ない
クチコミをいただく際に、サロンの宣伝に使ったり他のお客様にお見せしたりするなど、様々なケースで利用させていただくことへの承諾をいただかないのは、間違った方法です。
特にお顔を直接出してクチコミをいただく方に承諾を得ないのは、後々のトラブルを招きかねません。
顔出しNGの方でも同じです。
一度インターネット上に投稿が載ると、書いてくださったお客様の姿、字の形、文章の書き方、そして「脱毛を受けた」という個人情報が半永久的に記録されます。
(クチコミは厳密には個人情報足り得ませんが、広義の個人情報であると認識しておくことに越したことはありません)
書いていただくお客様のプライバシーに配慮したクチコミの集め方を徹底しましょう。
3. クチコミの内容を誘導、操作する
「○○な感じで書いてくださいね!」
と、クチコミを書いていただく際にサロン側から内容に関して指示するのは間違った方法です。
クチコミはあくまでお客様がサロンに通う中で「自然と感じた」ことの記録。
その内容を指示するのは印象操作だと言えます。
もちろんそれも一つの集客手段ですが、良い内容もそうじゃない内容もあってこそはじめて「精度の高いクチコミ」になります。
もし良くない内容をいただいたとしても、凹まずむしろ教訓として捉え、改善のキッカケにする!というスタンスでクチコミを集めるべきです。
そういったフォローができれば、良くない内容を敢えて書いてくださったお客様にも真摯な姿勢を見ていただくことができます。
4. 読みにくい
せっかくその場で書いていただいたのに、SNSに投稿したら暗すぎたり小さすぎたりで他の人には「全然」読めない...
これってものすごく勿体ない状態です。
クチコミは、これからサロンにいらっしゃるであろうお客様に読んでいただくために集めるもの。
それなのに読みにくい、見向きもされない状態で投稿しては、どれだけ良い内容でも来店動機をUPさせること=集客力を発揮させることにはつながりません。
クチコミをいただくことにばかり気が取られないようにしましょう。
そして、こういう書き方だとパッと一目で読めるのかどうか、まで気を遣いましょう。
どんなときも「お客様目線」で書いていただくことを意識してみてください。
5. お客様全員に声をかけない
これは自分もやりがちだったのであまり強くは言えないのですが、やはり「全て」のお客様に「平等に」声をかけないのは間違った方法だと言わざるを得ません。
こちらで勝手に、
「この方ならいける!」
「この方はちょっと無理かなぁ...」
「この方はどうせ書いてくださらないし」
と判断してしまっては、公平な内容になるとは言えません。
こんなふうに判断してしまいたくなる気持ちはものすごくよーく分かります…!!!
自分も接客業を20年近くやってますが、未だに気を抜くとこういう考えになってしまいます。
でも、です。
お断りされるのは仕方がないんです。
お断りされること自体も「一つのクチコミ」と考えてみてはどうでしょうか?
逆に全てのお客様に平等に声をかけないでしまって、実はクチコミを残したくて仕方ないと思っている方、つまりあなたの脱毛に大感激している方にお願いできなかったとしたら…?
これってサロンにとってめちゃくちゃ大きな損失じゃないでしょうか?
クチコミをいただくときは、結果にこだわるのをぜひ止めてみましょう。
6. 書いていただくことを強制する
ここまでの内容からもお分かりのように、クチコミはお客様に強制するものでは「ありません」。
強制した時点でクチコミの価値はなくなる、くらいに捉えましょう。
仮に強制して数多くいただけたとしても、内容はごくごく薄いものしか集まりません。
第三者から見ても明らかに書かされているのが伝わるものになってしまいます。
書いていただけない方には強制せず、書いてくださる方にはあくまでお願いをして、可能な限り自然な内容のクチコミを集めましょう。
7. 集客サイト内でしか紹介しない
これは間違っている、というわけではありません。
ただ非常に勿体ないクチコミの集め方です。
ホットペッパーなどの集客サイト内でクチコミを集めるのは、そのサイト内の表示順位など集客力に関わるので、力を入れる方も多いはず。
ただ、せっかく書いていただいたクチコミを、そのサイト内でしか見れない状態にしてしまうのは勿体ないと言わざるを得ません。
なぜなら、そのサイトの利用者しかクチコミを見ることができないからです。
言い換えると、そのサイトを利用していないその他大勢の、あなたのサロンにご来店されるかもしれないお客様の目に留まる可能性はゼロ、ということ。
どれだけ良い内容でも、見てくださる分母が限定されてしまうのは残念過ぎます。
書いてくださったお客様からの承諾があり、そのサイトの規約に違反していない限りは、いろいろな場所でそのクチコミを紹介すべきです。
限定された場所でしか公開、紹介されないクチコミは、集客力大幅ダウンだと考えましょう。
8. 口コミの提供依頼を集客の施策として投稿する
これは賛否両論あって良いのですが、自分は間違っていると思う方法です。
要は、
「クチコミを書いてくださったお客様は500円OFFします!先着順なので、ぜひお早めにご予約を!」
のようなSNSの投稿は間違ってますよ、ということです。
こういう集客の方法もなくはないとは思います。
大手ECサイトでも、「レビューを書いてくださったら粗品進呈します!」のような案内をよく見かけます。
これでご来店、ご購入を決める方もいらっしゃるでしょう。
でも、最近のお客様はクチコミ文化で育っている方も多いです。
そういう方がこの手の投稿を見たとき、
『あーなるほど、ここのお店のクチコミはこうやって安くされるのと引き換えに書かされてるのか』
と思う可能性、なきにしもあらずですよね?
考えすぎかもしれません。
でも個人的に、こういうクチコミへの謝礼をあからさまに告知するって、全く以て客観的なものをいただけないと思うんですよね…
安さ目当て、お試しONLY、たった一言「よかったです」、etc…
こういう内容のものが多くなってしまうリスクは間違いなくあります。
クチコミをいただいたお客様にお礼を差し上げることは悪いことではありません。
でもやるなら公にせず、サロンの中でだけ、お客様と一対一のときにだけお伝えすべきだと思います。
特に個人経営のメンズ脱毛サロンでは、店長様がお店の顔=信用・信頼の要です。
謝礼をするときはその信用・信頼を損なわないように心がけましょう。
9. そもそも集めない
クチコミを集めないことは「ド安定&強力」な集客手段を手放すことと同じ、と考えましょう。
特に個人経営、ワンオペのサロン様はクチコミ集めが施術の次に大事!と考えて取り組むべきです。
顔出しNGでも月にお一人でもOK。
とにかくお客様からの「生の声」を集め続ける努力をしましょう。
お客様との距離感も近くなります。
良い内容をいただけたら、ご自身の自信にもなります。
ゆくゆくは集客の自動化にもつながるのがクチコミです。
ぜひコツコツと声をかけていきましょう。
良いクチコミ、悪いクチコミ、普通のクチコミ
もちろん今回も自分個人の経験を基にした内容です。
異論はたくさんあって当然ですし、認めます。
もちろん良い内容のクチコミだけいただけるのが理想ではありますが、「2:6:2の法則」(*)で見たとき、悪いものもないと精度は高くならないんじゃないかなと考えています。
6割の方が書かず、2割の方がディスったとして、最終的に評価の平均が4.8になるのはそれはそれで問題ないかと。
強制したり印象操作したりして集めたとして、その光景が見込み客の方の目に留まって、
『このお店はこうやってクチコミを操作してるんだー、へー』
と思われたら、どうしますか?という話です。
どんな内容のクチコミがあっても、誠実に対応しましょう。
Googleの指針にも、どんな内容であってもクチコミに丁寧に返信することが高い評価につながるとされています。
良い内容のものだけをいただきたい気持ちがあるのはやまやまですが、間違った方法で集めることだけは避けましょう。
なお、「正攻法のクチコミの集め方&過去の事例5選」を、今後このnoteでまとめる予定です。
ご興味がある方はもうしばらくお待ちください。
メンズ脱毛サロンの経営を知識とアイディアで極めよう
このnoteでは、個人経営のメンズ脱毛サロンの
潰さない
競合に負けない
お客様を離さない
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今後も続々と更新予定です。
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