発達凸凹のいじっぱり、ついでにガリガリっチュウ

私は今福祉の仕事をしている。
色々あって現在休職中である。
精神科に通っていて主治医に、「自分の気づきを持つために軽い日記でもつけてみては」と提案を受けたので、ここに日記として書いて行こうと思う。
そもそも私は福祉の仕事がしたくて、専門学校に行き福祉関連の資格をとり福祉の仕事についている。
そこで、発達障害についても勉強もしたりした。
数年前、初めて休憩した際にうつ病と診断を受けて検査をして見たら、自分も発達凸凹があったよう。

思い返せば高校生くらいから周りから変わり者と言われたことは幾度となくあった。
田舎育ちなので、中学校までは幼稚園からのメンツでエスカレーター式である。クラスのみんなは幼馴染。
高校生になったころ、その高校も地元の高校だったけど、近郊の町から入学して来た人たちもいて、ニューフェイスが周りにかなり増えた。
(ちなみに別に進学校とかではないので、ヤンキーみたいな人たちも多かった)
高校一年生くらいのある日、私がトイレで小便をしたあと、スッキリしてルンルン気分で教室に戻ろうとした時、他の町から来たヤンキーっぽいやつに「あいつだよ、オレのこと舐めてやがんのは」と数人ヤンキーを引き連れて呼び止められた。

そのヤンキーが言うには「こいつがオレのことを『ガリガリっチュウ』って呼びやがったんだ」とのこと。
そのヤンキーの見た目はたしかにガリガリっちゃあ、ガリガリだった。
ただ、そんな「ガリガリっチュウ」なんてアホみたいこと言ったかなぁと思いつつもアタフタしてると、ただでさえヤンキーが数人いるのに、奥からヤンキーのボスがやって来たのだ。ヤベェ状況だ。
ガリガリのヤンキーがボスに報告する。
「こいつが俺のこと、ガリガリっチュウって言いやがったんだ。」
私はやべぇと思いつつも、心の中ではそんなこと言ったかどうか忘れてたので、「ガリガリっチュウってなにさ、おもしろいんですけど」とボコられる恐怖の中でも思っていたから、変に冷静であった。
奥から「どいつよ?舐めたこと言ってんのは?」と言うボスの声が聞こえてきた。少しシュールになっている頭の中でも、私は「やべぇ、ボコられる」と覚悟した。

奥からヤンキーのボスがやってくる。今思い返せば、ヤンキー漫画の展開だ。「ゴゴゴッ!」という効果音が聞こえいたきた気がする。ボスの顔にうす暗いシルエットも見えたような気がした。
そのボスが目の前にやって来た。
その瞬間、「あれ、〇〇(私の名前)じゃん」
そのボスは、地元出身の幼馴染だった。
そしてボスは少し呆れた顔で周りのヤンキー達にこう言った。
「こいつはそういう奴だから、放っておけ」
周りに群れていたヤンキーはどこか腑に落ちないものの、退散して行った。幼馴染のボスに感謝である。ありがとう。
私は「ふぅー、助かったぜ」と思った。
去り際にガリガリが「でもほんとに言ったんだぜ」とボスに言っており、それに対してボスは「いいから関わんな」と去り際の小さくなっていく声が聞こえてきた。
私は助かったと思いつつ、「ん?関わんなってどゆこと?」と何か腑に落ちない気持ちだった。
私はトイレから戻り同じクラスの幼馴染の友達にこの話をしたら、「まぁな、しょうがない」と言われた。

私はいかにガリガリでもヤンキーをバカにしたり、喧嘩を売るような性格ではない。いかにガリガリでもヤンキーは怖い。
けれども、、記憶も定かではないけれど、私はその人に向かって「ガリガリッチュウ」って言ってしまっていたんだと思う。
そんな感じで思ったことが、すぐに口に出てしまうことがあるようだ。(ガリガリっチュウって心の中で思うのもなんなのって思うけど)
そしてもう一つ注目するべきは、ボスの言った一言だ。
「こいつはそう言うやつだから放っておけ」
これはボスの「地元の幼馴染だし、守ってやろう」的な心もあったと思う。
しかし、きっと幼い頃からこういったこと、つまり相手に失礼な事をしたり、少しおかしなことが多々あったからこそ、ボスも内心では「こいつは理解するのに大変だから放っておけ」とも思って言った一言でもあると思う。
結果的にボスは優しいやつだった。
幼い頃からそんな感じで失礼なことをたびたびしていたようで、いわゆる「変なやつ」だったみたい。

そういうエピソードは、いかにも「私は不思議ちゃん」といって言っているようで、話をするのはあんまり好きではなかった。「そんなことはねぇ、私は一般ピーポーだ」と思っていた。
しかし就職してはじめてのwais検査の結果を見てみると不思議ちゃんと言っても過言ではないようだった。まぁ凸凹していた。
それでも、1度目の休職が終わり働けるようになってからしばらくして、また「自分は一般ピーポーだ」と思うようになっていたから、自分て奴はなかなかいじっぱりというか、勉強不足というか、自分への理解が足りない。
そして最近、いろんなことがうまく行かなくなり、休職中である。
話は逸れまくったが、そんなところで自己紹介でした。

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