空の巣症候群

自分とは無縁だと思っていたものの一つ。

子育てを丹念にしてきたわけじゃない。良い母親じゃなかった自覚がある。二人の子どもそれぞれに反抗期があったけど、今はそれを越えて適度な距離感で付き合えている。

二人が巣立つときは、笑顔で送り出せる自信あったんだよね。

でも実際は、上の子が遠くに引っ越してしまった途端、寂しさが募ってしまってしょうがない。見栄っ張りだから、子どもと対面しているときは笑顔でいたけれど、一人になったふとした瞬間に『今どうしてるんだろう』とか『困ってないだろうか』とか『会いたいな』とか、近くにいたときには思わなかった色んな感情が渦巻いて、涙があふれてくる。

涙もろいのは元からだし、更年期もあるんだけれども。

これで下の子が引っ越して行っちゃったらどうなるんだろう。そう考えるとこわい。ただ、ありがたいことに、こんな私に夫は寄り添ってくれているので、あとは私自身が子どもたちの巣立ちをゆっくりでも自分の中で消化していくしかない。

自分の気持ちを表現すると、楽になる。

今度は嬉しいこと、楽しいことを書きに来たい。


つれづれに書き連ねていきます。よろしくお願いします。