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母に対する感情

土曜日のお昼、カップ麵を食べていた。
午前中、イッヌの予防接種に行った帰り、家に帰っても食べるものがないってことで、コンビニに寄りカップ麺を購入した。


母は明星のとんこつラーメン。
私は来来亭。

なかなか、ウマい。
来来亭でラーメンを食べたことはないけれど、今度行ってみようかなと思ったりする。



カップ麺を2/3程度食べたあたりで、母のスマホが鳴った。

「あらあら、かずや(仮)さんからだわね~」

いそいそと、それはそれは嬉しそうに、母はスマホを隣の部屋まで持って行ってから「もしもし」と話し始めた。


かずやとは私の弟だ。


マメに電話をよこす、親孝行な息子なんだろう。(我が弟ながらあまり知らん)
そう思うのは、弟からかかってきた電話に嬉々として出る感じがね、そうなのよ。
私と私の娘(孫)が不愛想なので、息子が母を気にかけてくれているのでありがたい。
私は真似できんw


隣の部屋から母の声が聞こえる。
「うん、あら・・・そう・・・それは、う~ん、そうねぇ」
なにやら深刻そうな口ぶりである。

私は聞きたくないので(面倒に巻き込まれたくない)、来来亭のカップ麵を急いで食べ、自室に戻った。

母のラーメンは伸び切った状態だが、もうしらんがな。
そのまま放置した。
電話のあと、母はあのラーメン食べたんだろうか。


母とミサワ(嫁)の関係はどうなっているのか。
あの感じでは、進展はなさそうだ。
母は、深刻そうに弟と電話をしていた割に、私には話しては来ない。
都合の悪いことは、言いたくないのだろう。

私も尋ねたりはしない。

以前母がミサワの話をしてからずいぶん経つが、私も一切ミサワと弟の件には触れなくなった。
母から話してこないのもあるが、私も聞きたくないんだ。


母の言い分に、私は苛立つのが目に見えているから。


家族だからと言って、全部包み隠さずなんでも言い合えるわけじゃない。




そして今日、イッヌの大う〇こ祭りが始まった。(またかよ)
予防接種の副反応だと思うが、盛大な祭りである。
そんな中、母のヒステリックな声が庭から聞こえてくる。


母の声、特にヒステリックになった時の声は、幼少期が蘇るので大嫌いだ。




ああ、もう、うんざりなのよ。



辛抱、辛抱。