私は『尖った靴を履く男』 小さい足を大きく見せて 如何にもデカい男を演じている。 演じているだけでデカくなれた気になっている。 ほんとは小さいのに。 足も。心も。
わたしは『赤信号を渡る男』 ひとり、生き急いでいる。 せっかちでいつも余裕がない。