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音楽を無理しないこと

引き延ばされた青春の学生時代をこのバンドに青春と呼べる形にしてもらってから言葉に出来ない気持ちが塊で体内にある。
それが、聴かなくなったら終わりだ みたいな感情を生み出し自分の中の何かを焦らせていた。
そんな形で音楽を聴いて無理にプラスを作り出すことに誰に何の徳があるのか分からずCDを買うか迷っていたらサブスクが公開された。
とりあえず聴いてみたスマホから流れる音楽は最初は歌詞もついてなかったし流す事しかやることがなかった。そして、かっこよかった。

あの時、誰にも知られたくなかった秘密兵器みたいなプレイリストはみんなのヒーローになっていき、音も演奏もかっこよくなっていく。
それと平行で“私と同じ”が薄くなっていく。
最初から同じではなかったけど。
そして彼らは変わっていないのかもしれないけど。
同じだと錯覚が出来なくなっていく。
どんどん眩しくなる。

でもこれはマイナス感情ではなくて、変化すら愛せる関係でいたいと強く思った。

焦る必要なんてなかったんだ。
ずっとしがみついてる必要もないし、ずっと自分の最善で最前の音楽が同じじゃなくてもいいと改めて思った。
聴いた時、私が彼らのおかげで生き抜けた時間を思い出して、やっぱり良いなと、核心は変わってないなと感じて生きていく。
これを思い出補正と呼ばれてたまるか。
半歩ほど下がってしまった最近の自身に少し悲しいかもしれないが、生きていく中で変わっていく感覚をしっかり受け入れていくことは間違っていないと思うから。

自己中心的な発言ばかり、これも一種の“お気持ち表明”かもしれない。

それでも勝手に綺麗にまとめてしまうと
はじめから自由だったわけだしさ
あなたも私も、もう音楽を無理しないでよ。

来週、大阪城ホールにみにいくバンド。
楽しみだ。

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