6月16日、日比谷音楽堂。
私が苦しいのは
自分のことが好きになれないまま、日々を重ねているから。
目に映る綺麗な都会の景色に、何も感じない帰り道を歩いているから。
誰かに言われた言葉を、いつまでも気にしているから。
中学の時に死んだあの子の顔を、思い出さずに眠る夜があることに気付いたから。
それで、だから、何?
結局何もないから。
消えてしまいたくなる。
生活の中でそんな時期がある。
CRYAMYという音楽に出会ったのは2020年の初め。その日も、“そんな時期”だった。
私の思う愛情の全てがこの歌詞あった。
私の好きな音楽ってこれなんだって確信した。
出会ってからはずっと聴いていた。毎日。
ライブが近くであれば足を運んでいた。
たくさんの言葉をもらって、気付いたらどうしようもなく大切にしたい音楽になっていた。
そんな彼らが来月のライブで消えてしまうかもしれないなんて話を耳にしたのはここ一年以内の話。
あの日出会ったからってどうしようもない自分の性格も環境も何も変わらなかったし、今も変わっていないけれど、
帰り道に聴く
「でもね君が生きていて良かったって思うよ」
「それでも生きててほしいからあなたは生きていてね」
なんて歌詞が何度も今夜眠りにつく選択に導いてくれた。
昨年仕事で鬱になった時に改めて助けてもらったりもした。
私はCRYAMYにたくさんの気持ちをもらった。感謝しかない。
ここまで書いたが言いたいことって、おかげで生きてこれました!とかじゃなくて、ただ大好きなバンドってこと。今までもこれからも大好きなだけ。
彼らが消えてしまいそうなら、真実かどうか大切に見つめたい。私たちはその権利を選べる。
何よりその日まで、どうかご無事で。
6月16日、日比谷音楽堂。
この先はまた考えようと思う。
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