血統×外厩クロストークvol.5②
今回はカトックさんとのマーメイドS振り返りを。
そして序章となった第1弾のカトックさんとのクロストークはこちらで
マーメイドSの振り返りからはじまり、トークは互いに聞いてみたかったことへと移っていきました。では、いってみよう～。
メンク 「では、マーメイドSの振り返りを軽く…」
メンク 「ここ開幕週重賞だったんやけど、今というか以前からというか今後というか推していきたいのが、開幕週芝重賞は『カナの口ステキ』が狙い的に面白いのよねw。その中からステというのがステゴ系を指していて、20年以降1800m以上に限定すると【4.10.3.34】この成績がいいのか悪いのか分からないけど…これをさらに細分化すると良【1.6.3.22】良以外【3.4.0.12】。良だと2.3着が多く勝ち切れなくて重くなると勝ち切る特徴が、そして☝が昨年書いたマーメイドS前のブログ記事で、この時期の阪神2000m重賞はステゴ推し」
メンク 「そして1着はゴールドシップ！！我ながらあっぱれ～でも無印wwwでも馬場的にステゴ系が勝ち切れるのか？というのは当然あったし、ゴルシ的に叩きつつの臨戦はベストでも短縮ペースUPというのはマイナスと思って評価しきれずでした」
カトック 「めちゃめちゃ傾向ドンピシャじゃないっすか（笑）しかもウインマイティーは前走逃げて活性化っぽい感じもあるよね〜って話しながら2人とも切りましたよね。なんともまあ…」
メンク 「そうドンピシャ。けど内のステゴ2頭を評価してしまってね…でも血統予想でしかもその内2頭より人気がないステゴのウインマイティー。これはもっとポジティヴなほうのベクトルに捉えなきゃいけない事象だったなと反省」
メンク 「ちなみに『カナの口ステキ』というのは…
カナ→ロードカナロア
の
口→ロベルト
ステ→ステゴ
キ→キズナ
いずれも父(系)のことを指していて、開幕週芝重賞の日程ってあまり毎年変化しない中で、これらの血は開幕週でよく走ってくるので参考にする？しない？はあなた次第ってとこでw。綺麗な使い込まれてない芝っていうのが重くても軽くてもいいのかなって」
カトック 「そんな中、僕の予想は◎キムケンドリーム○ホウオウエミーズ
▲トウシンモンブラン▲ルビーカサブランカ、と振ったもののどこいったんすかね（笑）」
カトック 「キムケンドリームはデビュー戦でディープボンド負かしてるし芝替わりで面白いかと思ったんですけど、面白いまま終わってしまった（笑）」
メンク 「キムケンドリームはオルフェの重賞だと前走1着馬の成績がすこぶる良くないのもあってディープボンドを負かしてるのを見た時、おお！と思ったけどこれは自分は評価し辛かったですね」
カトック 「評価しにくいのが普通です！」
メンク 「確かに😅。◎トウシンモンブラン▲ホウオウエミーズ。自分もこの印やったけど…オイオイ！ケツとブービー！でもってカトさんのキムケンドリームは14着って、2人の重い印で逆3連単的中させてどうすんのよ～～💦」
カトック 「お互い当てる時と外す時の振れ幅が（笑）」
メンク 「外すときはこれぐらいのほうがスッキリするからいいよ。(まだ三浦でモヤモヤしてる人)」
カトック 「開幕週で馬場良かったのか、外枠や外外回った馬たちが厳しかったですねえ。ソフトフルートとかお互いバッサリ切ってめっちゃ走られましたね。どーなってんだ（笑）」
メンク 「しかし土曜日からずっとそんな感じが続いてたよねえ。このまま来週宝塚記念まで続くのかどうか？そうなったらオレの馬券も雲行き怪しくなってくるw。ソフトフルートはディープにキングマンボで重めのディープという捉え方で(秋華賞3エリ女4がまさにそのもの)ここで3着以内のイメージは持てなかったですね、川田の豪腕？と相手が案外だった分の3着確保という感じかなあ」
カトック 「馬場軽い＝ディープみたいなざっくりイメージの方が今は良いのかも。宝塚記念も馬場次第ですね。週中の天気は要チェックや」
メンク 「それでは一つ外厩目線からカトさんに聞いてみたかったことを投げてみましょう」
メンク 「今年ノーザンファーム馬が昨年より全体的にもいわゆる得意とする間隔開けた臨戦でも成績悪いよなと(でもこうしてみると昨秋～冬あたりから兆候はあったが)。3歳世代の質の問題か？と思いきや古馬もあまり良くないし…このあたり外厩的にノーザンに変化があったりするのか？試行錯誤中か？それとも他が頑張って追い付いてきたのか？凋落傾向か？単に巡り合わせか？外厩的な目線からなにか感じるものがあるのならと思い聞いてみたいなと」
カトック 「根拠はないんですけど、ターファイトクラブに出資し始めた理由のひとつにどこかで日高の時代がもう1回来るって思ってたことあるんすよ。ディープが亡くなる前後くらいかな。当時をときめく名種牡馬も良い年齢だし絶対何かが台頭するだろうと。(出資馬)マクシミリアンが当歳の時なので遡れば3年前くらいですね。プラスでいうならチャンピオンヒルズが出来た時かな。新しい外厩が出来れば市場の流れも変わりますしね」
カトック 「最近だとマイラーズカップのソウルラッシュも、函館SSのナムラクレアもチャンピオンヒルズ調整ですしね」
メンク 「やっぱり種牡馬の移り変わりが流れを変えるってのも一つあるんやろうね。特に今はそれがディープ産駒減少と共に激しくなってきてるし。チャンピオンヒルズはノーザンではなく社台ってこと？」
カトック 「社台系だと思ってたんですけどそんなことなくて、割とごった煮です。素人なんで知るよしもないですけど、制限なさそうな感じしますね。馬主さんによるというか」
メンク 「なるほどねー。来るもの拒まず的な感じか。ならばノーザンとの差も埋まるってのも一つの理由として納得させられるものはあるね」
(ここでカトックさんから門外不出のデータを見せられるメンク)
カトック 「昨年の下半期と今年のここまでだと今年の方が若干ですけど外厩的には成績良くないですねノーザンは。そのチャンピオンヒルズがじわじわとキテたりだとか、あとはグリーンウッドに宇治田原が伸ばしてたりだとか」
メンク 「やっぱりそれこそ企業努力な面もあって、そういう成績に繋がってきてる面も窺えるね」
メンク 「あと、一口馬主目線で聞きたいことがあるって言ってたけど？」
カトック 「一口馬主的な要素で知りたいのは未来の有力種牡馬はどれだ？ってのをメンクさん目線で聞きたいのです」
カトック 「気になっているのは、ブリックスアンドモルタル・カリフォルニアクローム・スワーヴリチャードあたりですね。これらの種牡馬は2023年に初年度産駒デビューなので来年に繋がる話っすねー。本当は色々聞いてみたいんですけどキリなくて笑」
メンク 「なるほどね。大まかに言うならキングマンボとロベルト。特にキングマンボが中心になっていくのかなって。例えばサートゥルナーリアはシーザリオが入ってて成功しそうだし、近い将来のイチオシはレイデオロ。レイデオロってノンサンデーでしかもウインドインハーヘアが入ってるからディープ牝馬をつけることによりそのクロスが発生(レディブロンドとディープが姉弟)。クロスは当然表裏一体ではあるけれど成功のほうに賭けたくはなるかな」
メンク 「ブリックスアンドモルタルはジャイアンツコーズウェイでこれは日本でも成功してる血だし、サンデー牝馬と付けやすいから良さそうね。スワーヴリチャードもアンブライドルズソング内包で牝馬のアンブライドルド～ファピアノ持ちと掛けたらスピード強化されてダービー獲れそうな気もするよ。カリフォルニアクロームはあまりピンと来ないかなｗ」
カトック 「おお、なるほど！レイデオロは種付け頭数かなり多いですよね。初年度で200頭くらいいたんじゃないかな。セレクトセールでも億越えもいた記憶ありです。これは期待の現れですもんね。ブリックスアンドモルタルは一口的に穴っぽい雰囲気あって、機会あったら狙ってみたいんですよね。スワーヴリチャードはハーツ後継で注目してます。カリフォルニアクロームは…そうかあ（笑）実は1頭気になっている1歳馬がいたんだけど、様子みておくかな」
カトック 「今年も一口出資は続けるので王道以外か新種牡馬系で攻めようかと！」
メンク 「あとディープはコントレイルに全てが懸かると思うわ」
カトック 「ディープはコントレイルっすね。初年度産駒どこかで出てきたら狙いますわ」
～最後に＆次回予告～
第5弾となるクロストークいかがでしたでしょうか？血統とはまた違った外厩という視点から考えるカトックさん流の競馬。相変わらずレースは沢山購入されてるようで今年は既に1100レースほど買われてるとか！(自分は170レースちょい)。スタイルこそ全く違えどそこは競馬というので繋がれる。ましてこうして久しぶりに話すことが出来て(的中も目の前で見せられて）また刺激をもらうことになりましたし楽しいクロストークとなりました。
さ～て次回のクロストークは、今週の宝塚記念を再び血統のフランクさんをお迎えして展望～振り返りとトークしていく予定ですのでお楽しみに。
その後7-8月は一旦お休みをいただいて再開は9月以降で。不定期とはいえ手を挙げて立候補される方がいれば対応させてもらいますので是非ともそこまで記憶に残っていれば宜しくお願い致します。