血統×血統クロストーク~vol.2⑥

血統のフランクさんとのクロストーク第6弾。バックナンバーは☟のマガジンからどうぞ。

今回は前回の続きから入って、いよいよダービーのクロストークを開始。昨年のダービーを◎シャフリヤール○エフフォーリアで完璧的中だったフランクさん。そんなフランクさんが2歳戦早々からダービーで有力視してた馬をびっしりとトーク展開。では、いってみよう~



フランク 「アートハウスは状態良いと思ってたんですが、戦前の陣営や川田騎手のトーンの低さから課題が想定するより多かったんですね。騎乗も完璧だっただけに悔しいです。。」


メンク 「あの川田のパールコード云々のコメントが漢として見られて人気したのもあったかもですね。自分がこの馬の評価を下げたのはスクリーンヒーローのG1的にどうかな?というのがあったんで…そのあたりはまたおいおいと掘り下げたいなと」


フランク 「ではダービー行きますか!」


メンク 「行きましょう!」「さあ今週はダービーウィーク。ここはフランクさんにたっぷりと語ってもらいますよ~。というのも”自信あり!”という情報をキャッチしております。まあ僕のフランクさんの印象と言えば昨年ダービーの◎シャフリヤールですからね!」


フランク 「私は昨年は◎シャフリヤール○エフフォーリアで完全的中できたので得意なレースになっているのかな?一昨年はもちろん◎コントレイルでした」


メンク 「そりゃあ昨年はインパクトありましたからね!」



メンク 「フランクさんのこのツイートだと、イクイノックスをかなり前からダービーでという評価だったようですが、その考えをシフトされたのを示唆してるかのようで!このあたりは昨年◎シャフリヤールの考え方に則してってところですか?」


フランク 「イクイノックスの規格外の才能は前評判通りで一番人気に相応しい強さだと思っています。昨年の皐月賞後のエフフォーリアと同じような覇王色と言えばいいんでしょうか、デビュー時から王者の風格を感じていました」「だから決してイクイノックスを評価していないわけではないんです。去年のエフフォーリアと同じくらい強いと評価していますよ」


メンク 「確かにイクイノックスは昨年時点でこれは春2冠持っていく感じはありました。そうはいえ昨年◎シャフリヤールだったのはディープ×🇺🇸米国という意識はたぶんあったと思うんです。いや、あったんじゃないかなあと。そういった意味ではイクイノックスの母系はシャフリヤールとは逆ベクトルにもなりますもんね」


フランク 「ディープ×米国血統が好走血統だとは分かっていました。それも本命にできた理由の一つではありますが、兄のアルアインに比べて末脚が素晴らしく使えるタイプということでこれはアルアイン以上は走るなと見ることができたからですね。イクイノックスの母系が欧州型だから?というよりも私は父キタサンブラックというのが引っ掛かっています」「そしてエフフォーリアと同じ評価をしているだけにダービーで勝つための素養がないのでは、とも思ったのです」


メンク 「あ?キタサンブラックのほうなんですね!それはどの辺りからですか?」


フランク 「エフフォーリアはマジで強いと思いましたよ。ですがエフフォーリアが勝てないと思った理由はイクイノックスにも使えるなと思いました。それは父がダービーを勝っていないことです

過去10年ダービー馬とその父


メンク 「ダービー馬はダービー馬から!そこですかあ!!確かに過去10年でも父ハーツのワンアンドオンリー以外はディープとキンカメで独占されてますもんね。実にシンプルイズベスト」


フランク 「そうです、エフフォーリアにケチをつけたときに、勝てば最年少ダービージョッキーになる武史騎手とまだ出てきて間もないエピファネイア産駒がいきなり頂点取れるかなという不安がありました!」


フランク 「一番強いのはイクイノックスだとは思ってますが、メンクさん的にもダービー馬の血統には見えないでよね?」


イクイノックス血統表(TARGETより)



メンク 「自分、キンカメがサンデー2頭に勝ったダービーで(2004年)、フランクさんみたいな純粋な気持ちがダービーに対してなくなってしまったので、ダービー馬はこうであれ!というのが実はそんなにないのであります笑。(イクイノックスの血統表を目を細めてみたら見えなくもないような😅)。今のところ自分の位置付けでは【買わなきゃいけない馬】と思いつつ【めっちゃ買いたい馬】ではないですね。キタサンブラック的&イクイノックス的には中山の前走が本質で力を発揮しやすい場面だったと思ってるんで


2004年のダービー結果



フランク 「長い歴史で見れば突然ダービーを勝って時代をつくる馬も出てきますからね。私はまだまだ浅い歴史の中でやってます😂中山が合いそうというのはどの部分からでしょう」


メンク 「キタサンブラック産駒は芝の勝ち星が最も多いのが東京と中京で7勝。中山は実は1勝しかしてないんです。それでもイクイノックス自身が皐月2着、ビジュノワールが新馬→重賞フェアリーS3着。と中山重賞では複数走ってます。東京は人気馬ばかりとぬるいペースと下級条件で勝っていてまだまだ数字だけでは鵜呑みに出来ないので…小倉も好調に推移してますし数字だけで小回り?はまだ早計でむしろ重賞で走ってる分だけ上のクラスで本質が問われると真価が発揮しやすくなるのが東京<中山なのかなあと。あとこの馬母父キングヘイローでリファールクロス。母父キングヘイロー自体小回りでよく走ってますし(ディープボンド.アサマノイタズラ.ジョーストリクトリ)半兄ヴァイスメテオールもラジオNIKKEI勝ちですし、ウォーターナビレラも重賞勝ちが阪神1400m内回りファンタジーS。リファールの持続質が小回りで生きやすい上にそれをクロスで持つなら尚更という可能性ですね。あとこの一族は道悪特注。そういうパワー○な面も急坂でってことに。実際皐月賞も当日稍重→良でしたから。って一杯語ってますけどイクイノックスは東スポ杯勝ってるんですよね💦このジャッジをどう予想に結び付けるかだと思います。単純に能力高いからコース問わないのか?半年以上前で2歳戦しかも負かした相手が後微妙か?」


キタサンブラック産駒芝場所別(22.5.22現在)



フランク 「産駒の傾向として、下級条件での東京、上級条件での中山というのがあるんですね!なるほど…基本的にイクイノックスは万能型とは思ってますが、前走のように先行して長く良い脚を使うリファール的な走りと、東スポ杯のように加速ラップを凄まじい末脚を使う走り、どちらが本当の姿なんでしょうね」


メンク 「まだまだ産駒の傾向としては少ないから何とも…なところも正直あります。父自身と父父産駒からのイメージというのも東京<中山と思わせる要因かも?だからどっちが本当の姿なのか??自分もここが紐解くカギだと見てますが正直分かりませんw。だからこそここは血統であって、まだ3歳前半でイクイノックス自身レース数を使ってないとはいえ皐月賞との出し入れ的にはここは微妙な扱いにしときたいなと」


フランク 「なるほどその通りかもしれませんね!」



実はTwitterを使いアンケートを。一番上がもっと多いと思ってたんですけどね小回りイメージで。皆さん流石でございました。




続く…coming soon