マーメイドS.ユニコーンSを終えて
【マーメイドS】
◎サンカルパ
○ビッグリボン
前半57.3-後半61.2という完全な前傾ラップの競馬。それを4角で押し上げてウインマイティーの猛追を封じたビッグリボンは強い内容。
ルーラーシップ×ディープ配合でキセキの全妹。キセキはスタミナ寄りも2000mを速く走った馬、エヒトは七夕賞とチャレンジCで1分57秒台決着を1.3着、(本日のクッション値は10.0)ワンダフルタウンはクッション値10.1の阪神施行京都2歳Sで1着。エヒトのチャレンジCもクッション値9.8であったがこの配合馬はやはり2000m重賞のスピード勝負や硬クッション値で走る面があるなと再認識。2度6着に負けたのが不良馬場と2200mならレンジは狭いのかもしれない。
【↑母父ディープの芝2000m重賞成績】
新潟.東京とコーナー4回競馬場でのコントラスト。広い長いワンターンの直線で斬れ.速い脚.長く良い脚のサポートよりは、小回りでの持続的サポートのベクトルとまだまだ感じさせるのが母父ディープ。産駒のイメージとは少し逆に持っておいて現状損はないのかなと。そしてディープの母方である欧州志向が支えとして効いてくるのかもという想像を。
ウインマイティーは格好を付けた2着。ゴールドシップ産駒(特に牝馬)としては叩きながらの臨戦&距離延長が得意な中で、距離短縮は昨年それで勝ってるので横に置いておいて間隔開けた臨戦だった分だけ最後捉えられなかった印象。エリ女へ向けて良いと思える臨戦を組んでいけるかどうか。
ストーリアはリオンディーズ産駒ならペース流れたのは良かったが距離延長ではしんどかった。この産駒を重賞で狙うなら前走比ペースUPまたは距離短縮がいいというのはずっと持ってる。中山ダート1200mが好相性だけに前向きさがウリなだけに。次短縮してくれば狙ってみたくなる。
サンカルパは単純に力不足。
【ユニコーンS】
◎グレートサンドシー
○ヘンリー
▲ブライアンセンス
△カレンアルカンタラ
そつないルメールとどこ突っ込んでんねんの川田…
そんなルメールのぺリエールは強いんだけど優等生な感は否めない。ただ母父フジキセキなら配合的には東京1600mベストかも。
全日本2歳優駿 マインドユアビスケッツ
鳳雛S ヘニーヒューズ
青竜S Justify
伏竜S ロゴタイプ
ヒヤシンスS ヘニーヒューズ
昇竜S Into Mischief
カトレアS ドレフォン
3歳世代ダート上級条件でノーザンダンサー系種牡馬がこれだけ席巻していて、当レースも実に9頭/15頭がノーザンダンサー系種牡馬であった。その中でしっかりと勝ち切ったのは恐れ入った。
サンライズジークは無印。ここまで湿ったダートでの好走しかなくG前含水率3.7まで回復した馬場でパフォーマンスを上げてきたのは脱帽。
エピファネイア産駒良馬場ダート(22年以降)
15-15-24-214
勝率5.6% 連対率11.2% 複勝率20.1%
エピファネイア産駒G前含水率2.5以下(22年以降)
5-6-6-47
勝率7.8% 連対率17.2% 複勝率26.6%
エピファネイア産駒のダートに関して抜き出してみたが…たかが数字されど数字とはいえ、同じ良馬場でも実はパサパサのダートほど成績がいいのである。当然これは全条件のものであるのだが、良馬場の中でも大枠としてイメージを掴むという意味でも各種牡馬毎に如実に出てる種牡馬も居てるので、機会があればこの場を借りてまとめられたらと。
ブライアンセンスのホッコータルマエ産駒も良馬場の中では含水率は低めのほうがベスト感はエピファネイア産駒と近いものが。なんとか3着にまとめられたが母父ブライアンズタイム込みでパワーのほうに寄ってる感があって東京1600m上級ではピリッと今後もしてこないかも。
グレートサンドシーは外に普通に回せなかったか?回さなかったか?如何せん勿体なかった。