皐月賞’24~今世代優勢な血を遂に発見か?
昨年の3歳世代(現4歳世代)のクラシック路線はキングマンボ系&ノーザンダンサー系種牡馬中心に動いていったが、今年の3歳世代はどうなのか!?皐月賞までに色々と廻らせて不確かかもしれないがようやく一つの結論に辿り着いたような気がする。
クラシック路線において今世代優勢な血はズバリ!Danehill(デインヒル)。この血を保持してる馬の活躍度合いがまあ凄いことになっている。
’22-’23 1-4-1-24
’23-’24 6-4-6-12
母父デインヒル系の皐月賞までの重賞成績を今世代と昨年世代と比較しても歴然としているし、母父デインヒル系として12/19頭で重賞3着内経験あり(代表例としてJF1着&桜花2着アスコリピチェーノ)。母母父デインヒル系でも2/6頭が重賞実績あって共に1着(ディスペランツァ.アスクワンタイム)
札幌2歳S 1/3頭 2着
京都2歳S 3/6頭 1.2.3着
ホープフルS 3/4頭 1.2.3着
京成杯 1/1頭 2着
弥生賞 2/3頭 1.2着
スプリングS 0/0頭
クラシック路線での皐月賞までの皐月賞と同じコーナー4回シチュエーションだったレースでのデインヒル保持馬の好走率を見ても非常に高く推移してきている。しかも先日の古馬大阪杯でもデインヒル保持馬6頭いて1-3着と上位独占。
デインヒルとは!?ダンチヒ系。ここまで日本でも勿論保持してた馬はたくさん居てたし活躍馬も多数。それでも欧州ではさらに上を行く超重要血統であるし世界で系統を確立したといっていい大種牡馬。その血が今ホットなのは脚速血統ディープにキンカメという主流が居なくなって戦国血統時代になったからというのもあながち間違いではないはず。デインヒル保持によりパワーとスピードの供給力というのが現代でマッチしてるのではないかなと。実際に非デインヒルの母父ダンチヒ系になると今世代重賞では0-0-0-10であるだけに尚更。
1 サンライズジパング
9 アーバンシック
10 レガレイラ
12 コスモキュランダ
13 ジャスティンミラノ
14 シンエンペラー
皐月賞出走馬でデインヒル保持馬は6頭。この6頭の上げ下げをメインに予想は組み立ててみたい。
まずはスワーヴリチャード産駒で母が姉妹同士で同血統のアーバンシックとレガレイラ。アーバンシックの京成杯、レガレイラのホープフルS、スウィープフィートのチューリップ賞、ナムラフッカーのデ杯…スワーヴリチャード産駒上級馬って不器用そうで爆発力も備えてるのが大きな特徴。ここまで産駒が多頭数内枠で苦しんでるところからしても優等生的な器用さはあまり感じられない。即ちこれはスワーヴリチャードの父の父であるトニービン成分高めとも言える。外ズドンでどうにか出来る脚は持っているが多頭数中枠でもあるしどちらかと言えば皐月<ダービーなのかなと。特にアーバンシックは。
ジャスティンミラノはキズナ産駒。前走共同通信杯がキズナ牡駒として初となる東京重賞勝利だった。それが示すようにキズナ牡駒のここまでは斬れよりもパワー体力優勢なぶん滅茶苦茶強い可能性を秘めてるとも考えられるし本質はここという可能性も。母父がデインヒル系Exceed And Excelであるがその奥にあるShareef Dancer~Darshaanを踏まえるとやや皐月<ダービーという捉え方。
実は近年の皐月賞1-3着馬はダービーとの直結度合いも高い。それを踏まえるとこの3頭を先取りでここでも上にするべきかもしれないが…
◎サンライズジパング
○シンエンペラー
▲コスモキュランダ
注ビザンチンドリーム
△ジャスティンミラノ
×アーバンシック
×レガレイラ
デインヒル保持馬の中でもよりここで!という馬を上位に取ってみた。
◎サンライズジパングはジャスティンミラノと同じキズナ牡駒。母父Zoffanyがデインヒル系でここからニジンスキー2本と4代にあるRoyal Academyからもう1本と母方にニジンスキーが3本入っておりダービー<皐月タイプとみたい。
○シンエンペラーは父Siyouniがデインヒル保持。脚速主流血統が居なくなった新時代とマッチした欧州血統馬。この馬は皐月でもダービーでもというタイプと見てるので。
結局ここからしてもやはりデインヒルなんやろうなと今年は。
▲コスモキュランダは4代母方にデインヒル保持。同馬とアルアイン産駒からしてもダービー<皐月タイプであろうし。
非デインヒルからはビザンチンドリームをチョイス。大阪杯べラジオオペラ→桜花賞ライトバックと前走からコース替わり限定で血統的にそこから大きなプラス要素があると思った2頭が好走中。父&母父から前走ワンターンよりは中山2000mと急坂から大きなプラスを見込めるのではないか。この母父は一見東京良さそうだがからっきしダメなだけに。