オークスコラム
肝となりそうな血はShirley Heights。父がミルリーフで英愛ダービー勝ち馬。欧州血統でミルリーフからの底力や体力付与という考え。なぜこの血が肝なのか?それは断然人気になるであろうリバティアイランドが勝った阪神JFにヒントが。
2着 シンリョクカ
3着 ドゥアイズ
4着 アロマデローサ
前半33.7という速いペースで流れたのが阪神JF。初G1でまだキャリア浅い馬達。そしてそれをあっさりと飲み込んだのがリバティアイランドだったわけだが、これら2-4着の母母母父がShirley Heightsという珍しい上位決着。欧州の底力.体力が速いペースとキャリア浅の中でベクトルとしてマッチしたのかというね。
で、そこからの桜花賞は各馬キャリアも重ねつつそしてペースも前半34.0と少し遅くなったこともあったのか、シンリョクカが外から良い脚も届かず、ドゥアイズはイン有利な馬場の中でそこに居たが一列後ろすぎたかエンジン掛かり切る前にゴール。Shirley Heights持ちの阪神JF2.3着馬は敗れた。
そして今度はペース慣れとキャリアは重ねていても全馬初となる2400mのオークス。
’22
1着 スターズオンアース
2着 スタニングローズ
’21
1着 ユーバーレーベン
スターズオンアースは母母母父Dashing BladeがShirley Heights。スタニングローズは母母母父Shirley Heights。ユーバーレーベンは母母母母父がミルリーフ。ここ2年のオークス好走馬にもShirley Heights~ミルリーフの血が入っていた!(スターズオンアース&スタニングローズは父キンカメがミルリーフ内包でミルリーフのクロス)。
全馬未知なる2400mで活きやすそうなShirley Heights。阪神JFで底力.体力決着で活きたShirley Heights。これが一本線で繋がってくる可能性に賭けたくはなってくる。
つまり桜花賞で5.6着に負けた阪神JF2.3着馬の巻き返しに今回のオークスはまず期待してみたい。
特にシンリョクカのほうに熱視線。父サトノダイヤモンドとキズナ産駒をイメージとしてダブらせてるだけに、ソングライン.ダディーズビビッド.ティムールと今春東京重賞で好調なキズナ産駒の流れからも、そしてキズナ初年度産駒ディープボンドが京都新聞杯で重賞勝ちした舞台で勝ったのがサトノダイヤモンド産駒であるサトノグランツ。キズナ産駒2年目のハギノピリナが大激走したのがオークス。母父キンカメで母方がミルリーフのクロス。内有利な馬場であった桜花賞で外から良い脚は内容的にシンリョクカ>ドゥアイズという捉え方も可。