超絶凄い裏技

 多忙を極めていた日々に少し落ち着きができてきたので、久しぶりの投稿。今日は学のない無知なみんなにとある裏技、いわゆる「ライフハック」を紹介しようという魂胆。

 それは僕が小学生か中学生のころに編み出した技で、その単純さにも関わらず実践に移している人を自分以外で見たことがないし聞いたこともない。おそらくオリジナルだと思う。

 もしそれが既に世間一般に浸透しているもので、自分だけが思いついている気になっていたら恥ずかしいけど。

 でも、たとえ「車輪の再発明」だとしても、自分はその裏技を一から構想した自分に誇りをもっているし、一人でも多くの人に広めたいと思っている。

 この裏技は単純とはいえ、日常でけっこうよく使える。都会に住む人で人混みに悩まされる人なら特に。あまり引き延ばすのもあれなんで、早速ご覧いただこう。




 図1のような状況があったとする。チミは点Aから点Bへ行きたいが、通勤ラッシュなどの理由により、一定の速度で進む人の流れがちょうど二点間を横切っている。

図1



 このとき、大半の人は図2のように動くだろう。ただし、実際はこの進み方は理想的でない。等速直線運動している群衆に対して垂直に衝突することとなり、時間がかかるだけでなく余計な体力も使う。

図2




 では、どうするのが正しいのだろうか。僕が編み出した「裏技」こそが、図3の進み方だ。

図3

 


 そう。流れに沿って斜めに歩くのだ。流れに沿いながらも斜めに切り込むように進むことで、大群を押しのけることなくごく自然に向こう側までたどり着くことができる。そうすると点Bからはやや遠ざかってしまうが、切り抜けた後に軌道修正すればいいだけの話。チミは衝突を避け、ストレスフリーかつ短時間でAからBまでたどり着くことができる。



 この考えは、実は物理の一派である流体力学の理論にも適っている。ここで流体力学の基本定理の一つであるナビエ-ストークス方程式を見てみよう:




うーん。さっぱりわからん。




 それはさておき、

 急がば回れ的な発想を用いた単純なこの裏技。繰り返し言うが、これは意外と誰もやっていない意外と役に立つ。怪我や事故のリスクが減るという点でも秀逸だと思うので、ぜひ試してみてほしい。

 ただ難点として、何も知らない人からするとかなり異様な光景に写ってしまう可能性がある。友達がB地点にいて、A側の自分は「そっち行くね」と言いつつも何故か通勤ラッシュの人たちと一緒に歩き出してどんどん遠ざかってしまう…..友達には一瞬恐怖感を植え付けるかもしれないが、スマートに群衆を踏み分ける自分の凛々しい姿を見た友達は直ちに感動してくれるに違いない。

 それじゃ、また今度。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?