赤ちゃんを見守る会

 昨日はお正月でおばあちゃんの家へ行った。

 おばあちゃんのお家の凄いところは、立っておしっこができる小便器があるところだ。

※イメージ。実際にはこんなにない。

 郊外にある一軒家だが、昔公文の学習塾として家を使っていて、その名残らしい。公文は小さいときに俺もやった。

 そんな「小便器があるお家」を1年ぶりに訪ねた。東京に帰ってきてる姉は数日前に風邪をひいてしまったので、父さんとともに留守番し、俺と母さんの二人で行くことになった。

 俺たちは13時頃に到着し、14時を過ぎたところで親戚がもうひと家族分来た。伯父さんAのご一家だったが、A自体は仕事漬けの毎日を送っており今日も朝3時(!?)から仕事に出かけたそう。

 Aには齢三十近くなる子供が二人おり、俺から見たらいとこだ。そのうちの一人が昨年結婚したことを発表した。結婚に前向きではなかったけど制度面で配偶者がいるとプラスになるから結婚したらしく、挙式とか出産の予定は全くないそう。なんか、多様性って感じでいいなって思った。俺は語彙力のないアホゴリラです。ウホウホ!

 もう一人のいとこは昨年より前に結婚していて、家には旦那さんと0歳の赤ちゃんを連れてやってきた。0歳の赤ちゃんとかもう、信じられないくらいカワイイ。旦那さんが赤ちゃんをつれて家に入った瞬間、俺は目を疑ったね。こんな人形みたいな小さいフォルムの肉塊が生きているなんて。赤ちゃんというのは見ているだけで生命の神秘を感じてしまう。

 赤ちゃんは親戚に囲まれながら新しい環境に置かれて、緊張したのかしばらく泣き叫んでいた。俺がだっこを試みたときから泣きだしたので、トリガーとなったのはおそらく自分だ。それでも赤ちゃんをまた抱えたり、哺乳瓶でミルクをあげたりとふれあい体験を色々とさせてもらえた。赤ちゃんは泣いたり落ち着いたりを繰り返して、しらばくすると泣くのをやめ、夕日が落ちたころには睡眠モードに入っていた。

 俺は座りながら小さい布団の上で寝る赤ちゃんを見守る。赤ちゃんはスヤスヤと眠りながらも、なぜか少しだけ苦しそうな表情を浮かべている。赤ちゃんって、そういうものなのか?

 これからこの子の成長を見届けることができると思うと楽しみだ。五親等くらい離れてるけれど、新たな世代の誕生というのは大変喜ばしいことだし(ポケモンみたいに言うな)、俺も大人として赤ちゃんと向き合わねばならない年になったかと思うとちょっと感慨深い。



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