睡眠時間とダイエットの関係

厚生労働省の調査によると、1日の睡眠時間が6時間未満の人は39.2%ということで、睡眠時間を短時間で済ませる人が年々増えています。

そして、その睡眠時間の減少が肥満の確率を増加させていることがわかりました。

睡眠時間を7時間の人と比べると、肥満の確率が4時間以下の人は73%、5時間の人は50%、6時間の人は23%も増加することになります。

睡眠不足はインスリン抵抗性を引き起こし、食後の血糖値コントロールが上手くいかなくなってしまうためです。

また、睡眠不足や睡眠の質の低下によって運動量が減少し、エネルギー消費量が下がることも考えられます。

そして、睡眠不足は食欲を抑える働きのあるホルモン「レプチン」の分泌を低下させ、食欲がわくホルモン「グレリン」の分泌を増やします。

ということは、しっかり睡眠がとれていないと、エネルギー消費が下がっているにもかかわらず、食べる量が増え、体重が増加してしまうのです。

睡眠の質を高め、翌日すっきりと目が覚めるにはどうしたらよいでしょうか?

答えは、「運動」がおススメです。

有酸素運動ではなくても、筋トレの場合は、週1回だけでも睡眠の質の改善に効果があることが認められています。

そして、運動強度(運動の長さや回数、使用するダンベルの重さなど)が低くても改善効果は認められています。

注意点は、21時以降は交感神経が刺激され、覚醒度が高まってしまうので、夜に運動をするなら20時ごろまでがベターです。


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