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私が誰かって⁈ある女装家−1

ひとつの話です。まずは遠い記憶から。
コスプレバニーしてる最近のぷりん
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ベージュのブラジャー

子供の時に初めてレディース服が好きかも⁈って思ったのは、小学校の頃に友達の家に遊びに行った時。

男子として生きてクラスには好きな女の子もたくさん居たし、バレンタインデーには女の子たちにチョコくれって迫る。興味は勉強より男子の遊び。
その時は特に女の子の洋服や持ち物に全く興味ないし、好きな色はブルーだったから、ピンクや赤を持ってるヒトは全員女子だと言う概念がまかり通っていた時代。

ある時、友人宅で遊んでた。
彼の顔は全く思い出せないけど、その時の記憶に残ったのは、ベージュのブラジャーだけ。

誰の所有物かわからないけど、おそらくそちら様の誰かのモノ。事もあろうに、洗濯物の山の頂上にあったベージュのブラを、友人は振り回して遊びだしたコトで、なぜか自分のココロが動いた。

エロとかそう言う感性が未熟にもかかわらず、それはエッチなモノであると思ったし、振り回すほどに洗濯後のいい匂いのせいでアロマ空間が出来上がる。

ただ、ゲラゲラ笑いながら、それをヒーローのように被ったり胸に当てて何かをアピールしてる彼とは違い、自分はただただ恥ずかしくなってたよ。

オトナの誘い

すると、誰だったのか全く思い出せないけど、〇〇ちゃんは遊ばないの?
と、私に言ってきたオトナがいた。

親戚か近所の馴染みか、昼間なので、彼の母親では無かったのは知っており、おばさまだった気がするけど、そのヒトが彼からブラジャーを奪ったと思ったら、私にあてがおうとチャレンジしてきた!!

オトナのイタズラか。

それか、目の前でブラを振り回してる友人の言動を肯定して、その仲間として確認すべく踏み絵だったのか。いや、ただ子どものイタズラにオトナが拍車をかけた優しさかもしれないけど、私はそれを手にとったものの、以降は拒否したコトを覚えている。
決して振り回してはいない。

一体誰だったのか。彼の母親は、朝帰りが多いと聞いていた。

よく見ると洗濯山の中には他にバリエーションに富んだピンクや紫の下着や薄く透けてるベビードールのようなもの。子どもの自分にはそれらの分類は正確に出来なかったけど、なんだか見てはいけなかったものがあったと思う。

それが、以降の私にとって未だに忘れられない何かの誘いであったのは間違いない。

なぜなら、こうして整理すると最も古くボヤけた映像ではあるけど、思い出の引き出し1番目にあるからだ。

そして、まもなく、彼がランドセルを背負ったまま引っ越してしまうその時まで、私は彼の家に遊びに行く時は、匂いを嗅いだり、被りあったり、振り回したり、まるで武器のように扱って壊したりと、女性下着と言うものが私たちの馴染みの遊具となっていった。

性癖インストール

私にとっては、レディース服は欠かせない遊び道具になってしまった。正確なきっかけは、その時の下着からではあったものの、匂いや汚れやスレや、使い倒した数々のそれらは、オトナにとってはお金を出してでも欲しがる時代。

女性にとっては、レディース服が道具であるなんて、業界の方にも大変失礼なコトだと思うし、道具と言うコトバに過剰に反応されてしまうかもしれないけど、ヒト、つまり女性に対しては、特別なリスペクトをしていて、感情としては、好きだし愛情であり、優しくてしたいむき先で、誤解されないようにしたい。

これはただの性癖のインストール。

どれほどのものかと言うと、レディース服には、美しさ、可愛さ、触れたい、匂いや残り香、それは全く別の人格のようなに個別な感情を持って接している。

それはレディース服様であり、人類は男と女に別れているけど、私にとっては、男性、女性、そしてレディース服と言う新種属。
あるいは、有名アニメのスタンドとも言うべきか。

男性か、女性が身につけるレディース服は最強であり、触れていたいし着用していたい。

詳しくはわからず、詳しくに興味もなく、無邪気な玩具へと変わった子供時代を経て。
そしていま、オトナの遊び玩具として。

私が、単なる女装家としてひっそり性癖満喫活動出来てるには、着衣女装と言うきっかけに導いてくれたあの頃の家族達への感謝と、現在奥様の肝要さがあって成り立っている。

夜中にこっそり撮影してた頃
網タイツとピンヒール

そして、その性癖は起動するのに相当な時間がかかった。

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